「キトラ古墳 天文図」のGoogle画像検索結果の一部
奈良県明日香村の特別史跡、高松塚古墳(7世紀末-8世紀初め、古墳時代終末期)の天井に描かれた星宿図(せいしゅくず)(天文図、国宝)が2015年10月31日-11月8日、村内の修理施設で一般公開されると言います。朝日新聞が報じています。画像は、「キトラ古墳 天文図」のGoogle画像検索結果の一部(出典:Google

高松塚古墳の壁画はカビなどによる劣化のため、2007年に石室ごと解体され、村内で修理が進んでいます。先日は、その様子が専門家に公開されています。

高松塚古墳の星宿図は、直径約0.8センチの円形の金箔をちりばめ、その間を赤線でつないで星座を表現しているもの。

高松塚古墳の「飛鳥美人」(西壁女子群像)や方角の守護神「四神(しじん)」などの極彩色壁画は以前より公開されていましたが、星宿図は初めて。似たもので言えば、キトラ古墳の天文図が有名です。

期間中、無料で見学通路から窓ガラス越しに見ることができるようです。1日あたり最大450人程度を想定しています。詳しくはこちらから。

その美しさ(写真でしか見たことはありませんが)もさることながら、古事記時代の人々がどのように星を見ていたのか、よく分かる資料でもあり、大変貴重な機会ですね。

【関連記事】
高松塚古墳とキトラ古墳の壁画の修復、専門家が視察 - キトラ古墳は初 2016年にも公開