諏訪大社上社恒例の「御田植(おたうえ)祭」が2015年6月7日、長野県諏訪市中洲の上社本宮近くにある藤島社の斎田で行われました。大勢の氏子や写真愛好家が見守る中で、白装束に赤いたすきをかけた23人の早乙女が横一列に並び、真剣な表情で「スワヒカリ」の苗を植え、豊作を願ったと言います。信濃毎日新聞が報じています。動画は2008年の御田植祭の模様。

早乙女は、諏訪、茅野、富士見、原4市町村の各区から選ばれた15-25歳の未婚女性。

御田植祭は全国各地で見られますが、諏訪大社上社でも廃絶した御田植神事が大正年間に復活し、現在は6月の第一日曜日に行われています。初めて見物した「御田植祭」は、冬の名残とも言える茶色の斉田に、華やかな衣装をまとった乙女の所作が弾ける楽しいものと言います。(諏訪大社と諏訪神社