船に魚が飛び込んできたことを喜んだヤマトヒメが創建
魚見神社(三重県松阪市)
[住所]三重県松阪市魚見町815
[電話]-

魚見神社(うおみじんじゃ)は、三重県松阪市魚見町にある神社。

『延喜式神名帳』にある「魚海神社二座(伊勢国・多気郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。『倭姫命世記』にある「魚見社」に比定される。

『倭姫命世記』には、現在の櫛田神社周辺から川をさかのぼって来た倭姫命の船に、魚が飛び込んできた。そのことを喜んだ倭姫命が創建したとある。

御祭神は天照皇大神月讀荒魂命。後者については、伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の別宮である月讀荒御魂宮から奉遷したとの伝承がある。

御祭神については、天之忍穗耳命一柱とする説もある。

江戸時代には二天八王子と称していた。明治維新に際して宇気比神社に改称、明治5年(1872年)3月11日に村社に列した。

しかし、明治42年(1909年)2月24日、大國玉神社に合祀される。昭和10年(1935年)3月6日になり、宇気比神社として旧地に再興。

昭和28年(1953年)、社名を現社号に改称した。なお、式内社「魚海神社」の論社には、魚見町の北にある川島町に鎮座する魚海神社がある。

【ご利益】
大漁満足、地域安寧
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