筑後川の氾濫を鎮める「水難よけ」の神事として、福岡県久留米市御井町の高良大社で2015年6月1日、「川渡祭」(かわたりさい)がありました。江戸時代に始まったとされる祭りは、厄よけの赤い「へこ」(ふんどし)を「かく」(着ける)ことから別名「へこかき祭」ともいわれています。日本農業新聞が報じています

同市内の味水御井神社(うましみずみいじんじゃ)の湧き水で身を清めた男衆や子どもたち110人が、赤いふんどし姿で氏子らと約3キロ離れた境内まで駆け上がり、「茅(ち)の輪」くぐりの神事を執り行い、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈ったといいます。駆ける姿が何とも勇壮です。