香取神宮二の鳥居 - Wikipedia
奈良や京都、千葉の寺社などに油のような液体がまかれた事件に絡み、米国在住で東京都内に拠点があるキリスト教系の宗教団体幹部が各地で油をまいたことを認める発言をしていたことが分かり、千葉県警は、この幹部が県内で油をかけた疑いが強まったとして、建造物損壊容疑で逮捕状を取ったそうです。奈良県警と京都府警も幹部が一連の事件に関与したとみて慎重に調べる方針のようです。朝日新聞が報じています。写真は被害があった神社の一つ、千葉県香取市の香取神宮(出典:Wikipedia)。

関係者によると、この男性幹部は東京都出身で、2013年にキリスト教系の教団を設立。産経新聞の報道では、「米ニューヨーク在住の50代の医師の男」とのこと。遅くとも同年夏ごろから中国地方の城や神社、九州地方の神社で「お清め」と称して油をまいていたようです。

日テレNEWS24では、「千葉県警が防犯カメラの映像を分析したところ、男が2015年3月に千葉県香取市の香取神宮の建物に液体をかけている様子が映っていたという。このため千葉県警は、男が香取神宮の建物に液体をかけた疑いで逮捕状を取り、男の帰国を待って事情を聞き、逮捕する方針」としています。

報道によれば、「日本の寺社を油で清め、日本人の心を古い慣習から解放する」などと語っていたと言います。

この事件に関しては、様々な犯人像が論じられてきましたが、他宗教による狂信的行為だったのでしょうか。そうでれば、原理主義的行為であり、ISISとやっていることは何ら変わりありません。

すべての寺社での犯行がこの男性によるものだったのか、上述の産経新聞では、この教団の別の信者の可能性も示唆されていますが、どちらにしろ、事件の解明、解決に大きく動き出したことは間違いなく、引き続き注目していきたいと思います。

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【用語】
金山昌秀 - 逮捕状が請求されたと考えられる米在住宗教団体幹部
IMM - 金山昌秀が創設したとされる宗教団体、IMM JAPANとも