御田神社御田植祭(みたじんじゃおたうえさい)とは、熱田神宮(愛知県名古屋市)の境内摂社である御田神社で行われる御田植祭。

6月18日午前10時から行われる。五穀豊穣を祈る祭り。

神前には斎田に植えられる玉苗が供えられ、斎主の祝詞奏上の後、田歌(たうた)に合わせて緋袴(ひばかま)緋襷(ひだすき)に芙蓉(ふよう)の花に模した挿頭花(かざし)をつけた早乙女(巫子)4名の優雅な田舞(たまい)が奏せられる。

玉苗は、熱田神宮の境外摂社である氷上姉子神社の大高斎田に植えられる。

福島県大沼郡会津美里町にある伊佐須美神社には、「伊勢の朝田植、高田の昼田植、熱田の夕田植」と言い伝えられ、「日本三大田植」と言われる、「高田の昼田植」としての伊佐須美神社の田植神事があるが、この場合の「熱田の夕田植」が本行事に相当するか。

あるいは6月第4日曜日に行われる、氷上姉子神社大高斎田における御田植祭のことか。

ちなみに、「伊勢の朝田植」は、三重県伊勢市にある伊勢の神宮(伊勢神宮)の神宮神田で5月中旬に行われる御田植神事「伊勢神宮の御田祭」のことか。

伊勢神宮の御田植神事で有名なものに、伊雑宮の御田植祭(「磯部の御神田」)があるが、別のもの。

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