古い順に北野、太宰府、防府の三天満宮、大阪、小平潟など異説も
日本三大天神とは? - 古い順に北野、太宰府、防府の三天満宮、大阪、小平潟など異説も
日本三大天神(にほんさんだいてんじん)とは、日本の代表的な三ヶ所の天満宮の総称である。日本三天神、日本三大天満宮、日本三菅廟とも。一般的には北野天満宮、太宰府天満宮、防府天満宮の最古三ヶ所をいう場合が多い。祭事の規模や異説によっては防府天満宮を外して、大阪天満宮、小平潟天満宮などを入れる見方もある。

菅原道真を御祭神とする天満宮は現在までに全国1万2000を超えるとされる。その中でも、歴史や由緒、知名度、規模などを鑑みて、日本三大天神の三つと、異説で挙げられる大阪天満宮、小平潟を含めて、一覧表示した。

北野天満宮 (京都府京都市上京区)

北野天満宮 - 通称・北野さん、菅原道真公の天神信仰の中心 梅と牛が特に有名
[社 格]二十二社 - 官中 - 別表菅公聖蹟二十五拝 - 洛陽天満宮二十五社

太宰府天満宮 (福岡県太宰府市宰府)

太宰府天満宮 - 菅公の霊廟である天満宮総本社、初詣の定番は幕末維新の策源地
[社 格]官中 - 別表 - 菅公聖蹟二十五拝 - 福岡三社詣 - 五社詣

防府天満宮 (山口県防府市松崎町)

防府天満宮 - 道真左遷時の宿泊地、勇壮かつ危険な「裸坊祭」でも知られる学問の神
[社 格]県社 - 別表 - 菅公聖蹟二十五拝

大阪天満宮 (大阪府大阪市北区)

大阪天満宮 - 天神祭が有名、生前の道真公が参詣した社に借地料を納めて建立
[社 格]府社 - 別表 - 菅公聖蹟二十五拝

小平潟天満宮 (福島県耶麻郡猪苗代町)

小平潟天満宮 - 日本三大天神とされる場合もある、福島・猪苗代湖畔にある古社
[社 格]-

荏柄天神社

荏柄天神社 - 源頼朝・徳川家康が社殿を造営した鎌倉を代表する学問の神、10月に絵筆塚祭
[社 格]村社

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