静岡県沼津市は2015年5月25日、古墳時代初頭の前方後方墳「高尾山古墳」の大部分を取り壊す発掘調査を始める方針を市議会に報告しました。各社が報じています。築造は紀元230年、埋葬は同250年。おそらくは『魏志』倭人伝にある卑弥呼の墓よりも先行する貴重な遺跡です。画像は高尾山古墳の追加試掘調査の結果(平成26年8月27日)の一部(出典:沼津市<PDF>)。2015年5月29日追記。
・東日本最古級 高尾山古墳取り壊しへ - 読売新聞
都市計画道路の建設中に確認された、東日本最古級とされる高尾山古墳(沼津市東熊堂)について、沼津市は取り壊して道路を整備する方針を決めた。日本考古学協会が学術的価値の高さ...
中央に先立ち、地方が独自に古墳を築造した可能性を示し、定説に影響を与えた
・日本考古学協会:「高尾山古墳の保存を」異例の会長声明 - 毎日新聞
日本考古学協会(高倉洋彰会長)は25日、古墳時代初頭に築造された高尾山古墳(静岡県沼津市東熊堂)が市の都市計画道路建設で取り壊される恐れがあるとして、保存を求める会長声明...
会長声明は非常に重いが、再検討は考えていない(沼津市教育長)
・高尾山古墳:「残して」 委員会で意見 市は強硬姿勢 沼津市議会 /静岡 - 毎日新聞
道路建設のために沼津市が取り壊す方針を明らかにした東日本最古最大級の古墳、高尾山古墳(同市東熊堂(ひがしくまんどう))について、同市議会建設水道委員会が27日、議論した。...
「残す残さないの議論の余地はないのか?」との問いに、「その通りです」(建設部長)
・高尾山古墳:沼津市長「保存は困難」 改めて見解 /静岡 - 毎日新聞
東日本最古最大級の古墳、高尾山古墳(沼津市東熊堂(ひがしくまんどう))を、同市が道路建設のため取り壊す方針を決めた問題で、栗原裕康市長は28日の定例記者会見で...
沼津市長「今後、驚天動地の発掘があれば、やみくもに強行するつもりはない」
・静岡の「高尾山古墳」、保存求める 考古学協会 - 産経新聞
古墳時代初頭の前方後方墳「高尾山古墳」(静岡県沼津市)が、都市計画道路建設に伴い取り壊される恐れがあるとして、日本考古学協会は25日、建設工事の見直しと古墳の保存を求める...
駿河の最有力首長の古墳、古墳文化形成を解明する上で極めて重要
・「古代スルガの王」が出現か 最初期屈指の前方後方墳 - 日本経済新聞
JR沼津駅北口から県道169号線沿いに真っすぐ約2キロ北上すると、東西に走る国道1号線と直交する。平行するように東海道新幹線の橋脚が見え、その左手後方に愛鷹(あしたか)山...
畿内で本格的な前方後円墳が築造されるより以前に、東海地方で独自に古墳築造
・高尾山古墳残さず道路整備 沼津市方針 - 中日新聞
東日本最古級とされる三世紀初頭の沼津市東熊堂(ひがしくまんどう)の高尾山古墳が、都市計画道路建設の途中に見つかった問題について、沼津市は二十五日、古墳を残して...
東日本では国指定史跡の弘法山古墳(長野県松本市)と並ぶ大きさ、歴史的価値
【その後】
・2015年6月12日、保護を求める市民団体が設立
・2015年6月16日、市民三団体が陳情書、市長「やみくもに(破壊・建設)強行するつもりない」
・2015年6月24日、委員会で破壊予算案が可決される
・2015年6月30日、本会議で予算正式承認、市長「予算執行せずに、まず再検討する」
・2015年7月11日、保存に向けた講演会、篠原和大・静岡大教授が貴重さ訴える
・2015年8月6日、市長が古墳破壊計画を白紙撤回「反省しています」
・2015年9月3日、市長提案の第1回目となる公開協議会が開催される
【関連記事】
・沼津市の、箸墓古墳とほぼ同時期と思われる62メートル前方後方墳が“破壊”の方向で調整進む
・東日本最古級 高尾山古墳取り壊しへ - 読売新聞
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・日本考古学協会:「高尾山古墳の保存を」異例の会長声明 - 毎日新聞
日本考古学協会(高倉洋彰会長)は25日、古墳時代初頭に築造された高尾山古墳(静岡県沼津市東熊堂)が市の都市計画道路建設で取り壊される恐れがあるとして、保存を求める会長声明...
会長声明は非常に重いが、再検討は考えていない(沼津市教育長)
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「残す残さないの議論の余地はないのか?」との問いに、「その通りです」(建設部長)
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東日本最古最大級の古墳、高尾山古墳(沼津市東熊堂(ひがしくまんどう))を、同市が道路建設のため取り壊す方針を決めた問題で、栗原裕康市長は28日の定例記者会見で...
沼津市長「今後、驚天動地の発掘があれば、やみくもに強行するつもりはない」
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古墳時代初頭の前方後方墳「高尾山古墳」(静岡県沼津市)が、都市計画道路建設に伴い取り壊される恐れがあるとして、日本考古学協会は25日、建設工事の見直しと古墳の保存を求める...
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・2015年6月12日、保護を求める市民団体が設立
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・2015年6月24日、委員会で破壊予算案が可決される
・2015年6月30日、本会議で予算正式承認、市長「予算執行せずに、まず再検討する」
・2015年7月11日、保存に向けた講演会、篠原和大・静岡大教授が貴重さ訴える
・2015年8月6日、市長が古墳破壊計画を白紙撤回「反省しています」
・2015年9月3日、市長提案の第1回目となる公開協議会が開催される
【関連記事】
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コメント
コメント一覧 (2)
今まではそうかもしれませんが、これからは違うかもしれません。
人も、町も過ちを繰り返して、その中で成長していくものだと思います。
『古事記』にもスサノヲが子供から大人へ成長していく、
その過程で高天原を追放されるような失態をしながらも、
根の国となっている、というストーリーも描かれています。
今回がその試金石になるかどうかは分かりませんが、
何とか英知を結集して、良い解決策が見つかればよいのですが。
途中変更はしないんだよ!沼津城跡も発見したがそのまま上箱建ててしまったし、
昔からの計画で、膨大な予算で、役に立たない、不要な高架化も歳入少ないのに無理やり造ろうとしてるし、
人口流出が全国で1、2のくせしてダメダメの市です。
遺跡や文化を破壊するテョンな市長