須玖タカウタ遺跡5次調査
福岡県春日市にある弥生時代中期の集落跡から、「多鈕鏡(たちゅうきょう)」と呼ばれる青銅製の鏡を作る際に使う鋳型が国内で初めて見つかりました。鋳型が見つかったのは、福岡県春日市にある弥生時代中期前半の「須玖タカウタ遺跡」。青銅製の鏡を作る際に溶かした青銅を流し込むための型として使われた石製の鋳型の一部が新たに確認されたということです。NHKが報じています。画像は須玖タカウタ遺跡の発掘の様子(出典:春日市

弥生時代中期前半のようです。紀元前2世紀ぐらい。つまり、2014年11月12日に確認が発表された握り手のある「有柄式銅剣」の鋳型片と同じ時期のもの。しかも朝鮮半島の鋳型でみつかる鋳型にはない特徴がみられるということで、日本独自の技術が駆使されていた可能性があります。

やはり従来通りの朝鮮半島→日本だけの視点では見えてこないものが、最近よく発見されます。朝鮮の史書にも、頻繁に半島出兵を繰り返すという、当時の日本の国力の強大さが伝わってくるような描かれ方をしている中で、朝鮮半島→日本の既存の史観をどこまでどう見直すか、岐路に立たされそうな、今回の発見になりそうです。

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