壬生狂言(みぶきょうげん)
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:毎年節分と4月、10月
指定日:1976.05.04(昭和51.05.04)
都道府県:京都府
所在地:壬生寺(京都市中京区)

京都府京都市中京区の壬生寺で大念仏会(4月21日-29日)などの折に演じられるもので、寺伝によれば、正安2年(1300年)、壬生寺中興の祖、円覚上人が融通念仏を修し、その念仏の意味を大衆にわかり易く説明するために仕組んだのがその始まりという。三大念仏狂言(壬生・嵯峨千本)の一つ。

上演曲目には、「炮烙割」「桶取」「棒振」「紅葉狩」など二十数番を伝承している。

仮面をつけた黙劇で、鰐口、締太鼓、横笛の囃子で演じるもので、独特の演技、演出法を持っている。

また能楽とくに狂言の変遷過程を知る上でも、我が国の芸能史上重要な地位を占めるものである。

保護団体名:壬生大念仏講中
重要無形民俗文化財「壬生狂言」 - 700年伝承される仮面をつけた黙劇、三大念仏狂言
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