やだのみや - 元伊勢の第二十四、リアルタイムの聖地「神宮神田」付近
元伊勢「矢田宮」伝承地である口矢田ノ森(伊勢市楠部町字口矢田)
元伊勢「矢田宮」(やだのみや)は、『倭姫命世記』に記載される元伊勢の第二十四である。所在地は伊勢国。現在の三重県伊勢市楠部町字口矢田にあたる。

倭姫命が「大河之滝原之国」より遷り、天照大神を奉斎した。天照大神安住の地、現在の伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)を求める長い旅の途上。
そこから矢田宮に幸行した。(『倭姫命世記』 口語訳
元伊勢で、現在までにほとんど唯一お社などが残っていない跡。ただし、神宮神田として、現在も伊勢神宮に奉仕するリアルタイムの聖地ではある。

険しい小道をかき分けていかなければたどり着けない、とされており、現在までに、矢田宮の何らかの痕跡が残っているのか定かではない。

口矢田ノ森

神宮神田 - 神宮の祭祀で用いる米を作る場所、付近は元伊勢「矢田宮」伝承地
[所在地]伊勢市楠部町字口矢田
[社格等]-
[ご利益]食の安全、食育、五穀豊穣

元伊勢を巡る
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