なごわしのあしのやまのみや - 伊勢国、元伊勢の第十七
元伊勢「奈其波志忍山宮」(なごわしのあしのやまのみや)は、『倭姫命世記』に記載される元伊勢の第十七である。所在地は伊勢国。現在の三重県亀山市にあたる。
倭姫命が「桑名野代宮」より遷り、天照大神を奉斎した。天照大神安住の地、現在の伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)を求める長い旅の途上。
第10代崇神天皇の時代、四道将軍として活躍。娘は崇神天皇皇后。倭姫命にとっては、祖父(崇神天皇)かそれより上の世代の親族で、曾祖父に当たるが。
大毘古命は伊勢地方も管掌に入っていたので、おかしな話ではない。しかし記述から見て、年代の多少のずれがあるようで、大将軍大毘古命その人という感じはしない。
一方で、関係者である可能性はある。記述から見ても、敵対勢力という感じはしないため。元伊勢「奈其波志忍山宮」の伝承地・候補地は以下の通り。
[所在地]亀山市布気町野尻
[社格等]式内社 - 村社
[ご利益]開運、厄除け、五穀豊穣、財運
[所在地]亀山市野村
[社格等]式内社 - 村社
[ご利益]方位除け、交通安全、開運、厄除け
元伊勢を巡る
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【関連記事】
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・『倭姫命世記』(8) - ヤマトヒメ伊勢国入り 大若子命と出会い、「阿野国」まで
・神社いろいろ - これで神社のおよそが分かる! 社格や形式などで神社を分類したまとめ
・三重県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、三重県に鎮座している神社の一覧
倭姫命が「桑名野代宮」より遷り、天照大神を奉斎した。天照大神安住の地、現在の伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)を求める長い旅の途上。
次に、川俣県造の祖の大比古命(おほひこのみこと)が現はれ参上したので、「汝が国の名は何そ」と問ふと「味酒(まさけ)鈴鹿国、なぐはし忍山」と申上げた。この大比古命は大毘古命と考えてよいのだろうか。第8代孝元天皇の皇子で、第9代開化天皇の同母兄にあたる。
そして神宮を造り奉って幸行せしめた。また神田・神戸を進った。(『倭姫命世記』 口語訳)
第10代崇神天皇の時代、四道将軍として活躍。娘は崇神天皇皇后。倭姫命にとっては、祖父(崇神天皇)かそれより上の世代の親族で、曾祖父に当たるが。
大毘古命は伊勢地方も管掌に入っていたので、おかしな話ではない。しかし記述から見て、年代の多少のずれがあるようで、大将軍大毘古命その人という感じはしない。
一方で、関係者である可能性はある。記述から見ても、敵対勢力という感じはしないため。元伊勢「奈其波志忍山宮」の伝承地・候補地は以下の通り。
布気皇館太神社
[所在地]亀山市布気町野尻
[社格等]式内社 - 村社
[ご利益]開運、厄除け、五穀豊穣、財運
忍山神社
[所在地]亀山市野村
[社格等]式内社 - 村社
[ご利益]方位除け、交通安全、開運、厄除け
元伊勢を巡る
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