新開発の村に勧請された氏神が、元伊勢などを合祀して地元に根付く
[住所]三重県名張市新田1087
[電話]0595-65-1220

美波多神社(みはたじんじゃ)は、三重県名張市新田にある神社。

江戸時代の承応年間(1652年-1654年)に開発された新田村に、当時入植した村民が氏神として勧請された。それが現本殿左奥の三柱神社。

その後、新田村開発の恩人である加納直盛を、その遺徳を顕彰するために、死後54年目となる享保16年(1731年)11月7日に勧請された加納神社を合祀。これが現本殿右奥に鎮座する。

現在も毎年12月7日を加納祭として、その功績を偲び感謝を続けており、地域に祖先崇拝、自然崇拝の信仰を根付かせている。

その後、明治43年3月に村内東田原九頭神社、同中村国津神社、同小波田福田神社を合祀して美旗地域の氏神として現社号となった。

明治の大合祀において、元伊勢の伝承が残っていた田村大明神も合祀されている。

御祭神は、天照皇大御神應神天皇天児屋根命(以上が当初の三柱神社の御祭神)、加納直盛公、大山衹神宇賀能御魂神火之迦具土神大物主神建速須佐之男神五男三女神菊理比賣神大綿津見神菅原道真公、国津大神。

平成10年(1998年)の台風7号で境内に大きな被害が出たが、その後再建されている。

【ご利益】
五穀豊穣、子孫繁栄、家内安全
美波多神社 - 新開発の村に勧請された氏神が、元伊勢などを合祀して地元に根付く
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