合祀した元伊勢・丸宮神明社の由緒消滅を避けるために八剱社から改名
[住所]愛知県一宮市萩原町中島丸宮33
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中嶋宮(なかしまのみや)は、愛知県一宮市にある神社。中嶋宮神社とも。名称の由来は、『倭姫命世記』にある「尾張国中嶋宮(中島宮)」から。長隆寺と接しており、垣根がない。もとは八剱社と言った。主祭神は天照大神(アマテラス)。

八剱社は、中嶋城主、中嶋蔵人が城郭の鎮守として勧請したもので 明治まで長隆寺の境内社だった。大正7年(1918年)に五社を合祀する。八剱社が敷地として最も広かったため、その中核となった。合祀された中には元伊勢の伝承を残し、貴重な宝物を有した丸宮神明社が含まれていた。

昭和29年(1954年)秋、国府宮神社に田島仲康氏が宮司として着任。長隆寺の阿弥陀堂の本尊を見、その後、八剱社の宝物を見、丸宮神明社のものと思われる御神体、陶製こま犬、五大尊御絵像の貴重さに感嘆。丸宮神明社の元伊勢としての由緒消滅を危惧し、八剱社の中嶋宮への改名に尽力、昭和39年(1964年)改名に成功した。

【ご利益】
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中嶋宮 - 合祀した元伊勢・丸宮神明社の由緒消滅を避けるために八剱社から改名
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