三重県名張市、伏見からの勧請、元伊勢「三輪神社」を合祀
瀬古口稲荷
[住所]三重県名張市瀬古口字丁ノ坪227
[電話]-

瀬古口稲荷神社(せこぐちいなりじんじゃ)は、三重県名張市にある神社。単に稲荷神社とも。御祭神は宇迦能御魂神

当社創祀は古伝によると今から四百有余年前稲荷大神が山城国の伏見より河内国と大和国を巡り伊賀国の当地に鎮座したと伝えられている。

『神社記』によれば、慶長2年(1597年)、京都伏見稲荷大社より御分霊勧請し、五穀豊穣を守る祖神として地元の人々の信仰の中心となった。

明治40年(1907年)、元伊勢伝承が残っていた大字中村五百刈の三輪神社大物主命)、瀬古口順添の金刀比良神社、同愛宕谷の愛宕神社(火之迦具土神)を合祀。

愛宕神社は古伝によると安永4年(1775年)、城州愛宕山大権現を勧請したとある。

当社の境内社は三社あり、祇園社・山の神社・川徳社。祇園社の御祭神は建速須佐之男神で、寛政年間(1789年-1801年)に尾州津島明神より神札を受け、社を建立したもの。

山の神社の御祭神は大山神祇神で、往昔よりの祭祀。川徳社は、寛永年間(1624年-1645年)に瀬織津姫命を合祭し、河徳大明神として祀られていたが、近年になって現社号となった。

【ご利益】
五穀豊穣、産業、医薬、火防
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