アメノオシホミミを祀る、元伊勢「飯野高宮」伝承地
花岡神社 - 三重県神社庁
[住所]三重県松阪市飯高町宮前
[電話]0598-46-1300

花岡神社(はなおかじんじゃ)は、三重県松阪市飯高町にある神社。近代社格では郷社。

境内には樹齢800年の御神木「銀杏」の木があり、「生命(いのち)の気」を頂けるとして、多くの参拝者が幹を撫でていく。

また幹で一本になった三本杉があり、三本の矢の如く家族の絆を象徴するかのような御神木になっている。

天之忍穂耳命を主祭神とする五男三女神と山の神である大山津見神を配神とし、下滝野、宮前、野々口地区の氏神として崇敬を集めてきた。

明治8年(1975年)12月9日、度会県11区郷社に指定された。春と秋には、稚児舞の奉納、獅子舞の奉納(正月、3月、10月)がなされる。

『皇太神宮儀式帳』『倭姫命世記』にある、天照大神を奉斎した倭姫命が4年間滞在した「飯野高宮(高丘宮、飯野ノ高宮などとも)」の伝承地、元伊勢の一つ。

伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の元宮の一つである可能性がある。

元伊勢「飯野高宮」の候補地は他に、すべて市内で、飯野高宮神山神社神戸神館神明社牛庭神社久尓都神社(現在、加世智神社に合祀されている)、滝野神明社(現在、水屋神社に合祀されている)がある。

【ご利益】
家門繁栄、商売繁盛、入学・就職、病気平癒、開運、厄除け
花岡神社(松阪市飯高町) - アメノオシホミミを祀る、元伊勢「飯野高宮」伝承地
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