三重県松阪市にあった、同市内の水屋神社に合祀された元伊勢の一つ
[住所]三重県松阪市飯高町作滝周辺
[電話]0598-46-0932 - 水屋神社

滝野神明社(たきのしんめいしゃ)は、三重県松阪市にあった神社。現在は松阪市飯高町赤桶にある水屋神社に合祀されている。上の動画は水屋神社の紹介PV。

『倭姫命世記』によれば、第11代垂仁天皇22年、天照大神が鎮座する地を求めて伊勢に入った倭姫命がこの地を旅した時、作滝村の当社地付近に宿泊、「姿見の池」で自分の姿を写し、化粧をした、と伝わる。

当社はその昔、高宮ともいわれ、天照大神と乙加豆知命(おとかづちのみこと、飯高の県造の祖)が祀られていた。

『皇太神宮儀式帳』『倭姫命世記』にある、天照大神を奉斎した倭姫命が4年間滞在した「飯野高宮(高丘宮、飯野ノ高宮などとも)」の伝承地、元伊勢の一つ。

乙加豆知命が倭姫命に神戸を進呈したと伝わる。伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の元宮の一つである可能性がある。

しかし明治44年(1911年)に水屋神社に合祀され、現在当社跡地は公園になっているという。

元伊勢「飯野高宮」の候補地は他に、すべて市内で、飯野高宮神山神社神戸神館神明社牛庭神社久尓都神社(現在、加世智神社に合祀されている)、花岡神社(飯高町宮前)がある。

【ご利益】
開運、厄除け、旅行・交通安全、当地開拓の神
滝野神明社 - 三重県松阪市にあった、同市内の水屋神社に合祀された元伊勢の一つ
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