中嶋宮に合祀された、元伊勢「中島宮」候補地の一つ 改名に尽力
[住所]愛知県一宮市萩原町中島丸宮33
[電話]-

丸宮神明社(まるみやしんめいしゃ)は、愛知県一宮市にある中嶋宮に合祀された神社。『日本書紀』に「美濃」、『倭姫命世記』に「中島宮(中嶋宮)」とある、アマテラスを奉斎したヤマトヒメが滞在した元伊勢の伝承地の一つ。織田信長が丸宮神明社の分霊を清洲城の鎮守としたとの伝承が中島村に伝わる。

主祭神は天照大神(アマテラス)。現在は長隆寺と隣接している。

中嶋宮は、創建年代は不詳。当地に所在した丸宮神明社は元伊勢「中島宮」の候補地だったが、大正7年(1918年)に丸宮神明社を含む五社が八剱社に合祀された。しかし国府宮神社宮司田島仲康は、丸宮神明社の元伊勢としての故事が消滅しないよう改名に尽力、昭和39年(1964年)に「中嶋宮」と正式に改称され、現在に至っている。

付近の光堂川沿いに斎宮司や、伊勢田の地名が残るという。

なお、元伊勢「中島宮」は他に、愛知県一宮市に酒見神社(今伊勢町)、浜神明社(尾張国一宮真清田神社の境外末社、桜)、坂手神社(佐千原)、清須市一場に御園神明社がある。

【ご利益】
開運、厄除け
丸宮神明社 - 中嶋宮に合祀された、元伊勢「中島宮」候補地の一つ 改名に尽力
【関連記事】
元伊勢「中島宮」(なかしまのみや) - 唯一の尾張国、元伊勢の第十五 - 元伊勢
『倭姫命世記』(7) - ヤマトヒメ、伊賀国から近江国、美濃国を経て、尾張国へ
愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧