水口宿の西見付、一里塚が残される、元伊勢の候補地の一つ
五十鈴神社(甲賀市水口町東林口)
[住所]滋賀県甲賀市水口町東林口4-18
[電話]-

五十鈴神社(いすずじんじゃ)は、滋賀県甲賀市にある神社。地名から、林口五十鈴神社とも。

天照大神を奉斎した倭姫命が4年間滞在した、『日本書紀』に「近江国」、『倭姫命世記』に「甲可日雲宮」とある元伊勢の伝承地の一つ。

伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の元宮の可能性がある。当社の御祭神は天照皇大神。

創祀年代は不詳。古来、神明社と号したが、明治4年(1871年)に現社名に改めた。社地は今の地より南方であったが、天和2年(1682年)、加藤明友が城主となり家臣の邸地を開く際今の地に遷座した。

神社の南西角に慶長9年(1604年)に整備された東海道の一里塚、林口一里塚が残されている。また、当社の南側は、水口宿の西端である西見付(京口)があった。

なお、元伊勢「甲可日雲宮」の候補地は多く、その他に、甲賀市に土山町頓宮の甲可日雲、土山町鮎河の三上六所神社に合祀された大神宮社、土山町大河原の若宮神社境内社である皇大神宮、信楽町多羅尾の高宮神社、甲南町池田の桧尾神社、信楽町牧の日雲神社、水口町神明の日雲宮、水口町高山の笠山神社、水口町北内貴の川田神社、土山町頓宮の川田神社、土山町北土山の田村神社と、湖南市に三雲の上乗寺境内社である神明宮、夏見の神明神社がある。

【ご利益】
開運、厄除け
五十鈴神社(甲賀市) - 水口宿の西見付、一里塚が残される、元伊勢の候補地の一つ
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