岐阜の鮎鮨
岐阜県岐阜市の長良川鵜飼開幕から一夜明けた2015年5月12日、初日に鵜匠が捕らえた初鮎が古田肇知事、細江茂光市長の名前で宮内庁に献上されました。山下純司鵜匠代表は「近年まれに見る豊漁に恵まれ、良い鮎をお届けできてよかった」と安堵(あんど)感をにじませ、笑顔で話したと言います。岐阜新聞が報じています。写真は鮎鮨(出典:岐阜市)。

木箱に収めた初鮎は鵜匠一同の名前で明治神宮(東京都・渋谷区)と橿原神宮(奈良県橿原市)にも贈呈され、ボーイスカウトのメンバーたちが届けられています。

重要無形民俗文化財「長良川の鵜飼漁の技術」は、世界遺産登録の動きもあり、古事記時代まで遡れる伝統的漁法です。最近では日本遺産に認定された「「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜」においても、構成文化財として「鮎鮨の製造技術」が含まれています。

明治神宮、橿原神宮の他、伊勢の神宮(伊勢神宮)などにも奉納されます。