花祭(はなまつり)
種別1:民俗芸能
種別2:神楽
公開日:12月から1月にかけて
指定日:1976.05.04(昭和51.05.04)
都道府県:愛知県
所在地:北設楽郡

愛知県の東北部に位置する北設楽郡一帯で、十二月から一月にかけて毎年行なわれる湯立神楽の一種である。

現在は同郡内で十七か所にわたって伝承されており、それぞれ部落によって多少ことなる芸態をとっているが、湯釜を据えた舞処のまわりで湯立、湯潔めの舞、各種の面をつけた舞などが、夜を徹して熱気を帯びて演じられる点は共通している。

花祭の花は、稲の花の意でその成熟を祈る花育ての意味から出たものとされている。神事芸能としての湯潔めの舞はすがすがしく古風なものであり、神賑いとしての面形も猿楽や田楽をしのばせ、芸能史的に重要。

保護団体名:北設楽花祭保存会、古戸花祭保存会、下粟代花祭保存会、小林花祭保存会、中設楽花祭保存会、月花祭保存会、布川花祭保存会、足込花祭保存会、御園花祭保存会、東薗目花祭保存会、河内花祭保存会、中在家花祭保存会、山内花祭保存会、間黒花祭保存会、坂宇場花祭保存会、上黒川花祭保存会、下黒川花祭保存会、津具花祭保存会
重要無形民俗文化財「花祭」 - 夜通し演じられる愛知北設楽郡に伝わる湯立神楽の一種
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