将門の乱を平定した藤原秀郷を祀る、秀郷と子孫の居城址にある神社
[住所]栃木県佐野市富士町1409
[電話]0283-24-1138

唐澤山神社(からさわやまじんじゃ、唐沢山神社)は、栃木県佐野市にある神社。藤原秀郷(ふじわら の ひでさと 生没年不詳(およそ9世紀))を祀る。明治16年(1883年)、反逆者である平将門を討伐した忠皇の臣を祀る神社として創建された。近代社格は別格官幣社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

秀郷は俵藤太(田原藤太)の別名でも知られ、下野国押領使として唐澤山に唐澤山城を築城し、秀郷の子孫の佐野氏が居城した。唐澤山は、標高240メートルながら全山赤松におおわれ断崖と深い谷に囲まれた自然の要塞をなし、今なお当時をしのぶ遺跡が数多くある。

秀郷は平将門の乱(天長3年(826年))を鎮圧して鎮守府将軍。そこで、秀郷の後裔や佐野氏の旧臣らが中心となって秀郷を祀る神社の創建が始められ、明治16年に唐沢山城の本丸跡地に創建・鎮座された。明治23年(1890年)に別格官幣社に列格した。

唐沢山域にある避来矢山(ひらいしやま)は、秀郷が百足退治をした時、龍神より贈られた鎧にその名を発しており、現在は当社に功績のあった人々を祀る避来矢山霊廟が山頂にある。

当社より西2キロの佐野市(旧安蘇郡田沼町)新吉水にある秀郷の墓所は、当社の飛地境内となっている。

【ご利益】
交通安全、家内安全、商売繁盛、厄除開運など

交通安全、家内安全、商売繁盛、厄除開運、安産命名、初宮詣、学業成就、病気平癒、その他各種公式HP
唐澤山神社 - 将門の乱を平定した藤原秀郷を祀る、秀郷と子孫の居城址にある神社
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