しだれ梅の名所として有名な三重県剣道の聖地は、特異な建武中興十五社
[住所]三重県津市藤方2341
[電話]059-228-4806
結城神社(ゆうきじんじゃ)は、三重県津市にある神社。白河結城氏の結城宗広を祀る。参拝すれば、御朱印を頂ける。
近代社格は別格官幣社、現在は神社本庁の別表神社。
古くから結城の森と伝えられ、結城塚、結城明神とも。300本にものぼる、しだれ梅の名所として有名で、2月から3月のしだれ梅祭の間は多くの観光客で賑わう。
結城宗広(ゆうき むねひろ、文永3年<1266年>-延元3年<1339年>)は、後醍醐天皇の鎌倉幕府討幕運動に参加し、建武の新政以後の南北朝時代にも南朝方で戦った。
北畠顕家親子に従って二度陸奥から京に向けて攻め上ったが、帰国の途中で難破し、伊勢国で没した。その墓と伝えられる場所には、塚の上に六体地蔵が置かれ、結城塚と呼ばれていた。
文政7年(1824年)、津藩の藩主藤堂高兌により社殿が造営され、現社名で呼ばれる神社になった。現在でも、後醍醐天皇の綸旨などの史料が所蔵されている。
1879年(明治12年)に村社になった。翌年三重県を訪れた明治天皇が、200円を祭祀料として寄付。
これを機に当社の社殿改築、昇格の議論がおこり、県が内務省に願い出て、1882年(明治15年)に別格官幣社に列せられた。
御祭神や来歴から見て、建武中興十五社の一社に相当する。
しかし、明治期になって、南朝方武将などを顕彰する目的で神社が新規に創設された通常の建武中興十五社と違い、当社は明治以前から存在していたのが特徴。
しだれ梅祭の期間中、梅園は有料となり、梅園の中に存在する結城宗広公の墓を参拝する場合も拝観料を支払わなければならない。
剣道場「結武館」があり、小中学生から一般まで剣道の稽古が行われている。当社は三重県剣道連盟の本部道場とされ、三重県剣道界の中心地としての役割を果たしている。
境内には2005年に三重県剣道連盟設立50周年を記念して設けられた「剣理通万法」の石碑がある。
なお、この字は結武館設立時に、初代法務大臣や全日本剣道連盟会長などを務めた木村篤太郎によって揮毫された書の字である。
【ご利益】
文武両道、勝負運、厄祓い

【関連記事】
・建武中興十五社とは? - 後醍醐天皇の建武新政を御霊として祀り上げるため? のような印象
・別格官幣社とは? - 戦国武将や維新原動力の藩主、建武新政の功労者、英霊など
・『日本の神社全国版(99) 2016年 1/5 号 [雑誌]』 - 猿田彦神社・結城神社・北畠神社
・三重県の別表神社 | 別表神社とは? - 神社本庁に属する神社の現代版官国幣社
・三重県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、三重県に鎮座している神社の一覧
[電話]059-228-4806
結城神社(ゆうきじんじゃ)は、三重県津市にある神社。白河結城氏の結城宗広を祀る。参拝すれば、御朱印を頂ける。
近代社格は別格官幣社、現在は神社本庁の別表神社。
古くから結城の森と伝えられ、結城塚、結城明神とも。300本にものぼる、しだれ梅の名所として有名で、2月から3月のしだれ梅祭の間は多くの観光客で賑わう。
結城宗広(ゆうき むねひろ、文永3年<1266年>-延元3年<1339年>)は、後醍醐天皇の鎌倉幕府討幕運動に参加し、建武の新政以後の南北朝時代にも南朝方で戦った。
北畠顕家親子に従って二度陸奥から京に向けて攻め上ったが、帰国の途中で難破し、伊勢国で没した。その墓と伝えられる場所には、塚の上に六体地蔵が置かれ、結城塚と呼ばれていた。
文政7年(1824年)、津藩の藩主藤堂高兌により社殿が造営され、現社名で呼ばれる神社になった。現在でも、後醍醐天皇の綸旨などの史料が所蔵されている。
1879年(明治12年)に村社になった。翌年三重県を訪れた明治天皇が、200円を祭祀料として寄付。
これを機に当社の社殿改築、昇格の議論がおこり、県が内務省に願い出て、1882年(明治15年)に別格官幣社に列せられた。
御祭神や来歴から見て、建武中興十五社の一社に相当する。
しかし、明治期になって、南朝方武将などを顕彰する目的で神社が新規に創設された通常の建武中興十五社と違い、当社は明治以前から存在していたのが特徴。
しだれ梅祭の期間中、梅園は有料となり、梅園の中に存在する結城宗広公の墓を参拝する場合も拝観料を支払わなければならない。
剣道場「結武館」があり、小中学生から一般まで剣道の稽古が行われている。当社は三重県剣道連盟の本部道場とされ、三重県剣道界の中心地としての役割を果たしている。
境内には2005年に三重県剣道連盟設立50周年を記念して設けられた「剣理通万法」の石碑がある。
なお、この字は結武館設立時に、初代法務大臣や全日本剣道連盟会長などを務めた木村篤太郎によって揮毫された書の字である。
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