元祖パワースポットは、スサノヲ本宮 出雲にそのパワーの源泉は健在
[住所]島根県出雲市佐田町須佐730
[電話]0853-84-0605

須佐神社(すさじんじゃ)は、島根県出雲市佐田町須佐にある神社。参拝すれば、「須佐大宮」などと大書された御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。

『延喜式神名帳』にある「須佐神社(出雲国・飯石郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では国幣小社、現在は神社本庁の別表神社。出雲國神仏霊場第十八番。

須佐之男命
を主祭神とし、妻の稲田比売命、稲田比売命の両親の足摩槌命・手摩槌命を配祀する。

『出雲国風土記』に、須佐之男命が各地を開拓した後に当地に来て最後の開拓をし、「この国は良い国だから、自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と言って「須佐」と命名し、自らの御魂を鎮めたとの記述がある。

古来、唯一須佐之男命の御魂を祀る、須佐之男命の本宮とされた。八坂神社、氷川神社の大元とも言える。

社家の須佐氏は、須佐之男命の子の八島篠命を祖とすると伝える。社殿の後ろには樹齢1300年ほどと推定される大杉がある。

幹周りは6メートル、樹高は24メートル余りという巨木で、スサノヲのパワーの源泉をも象徴している。

霊能者の江原啓之の神社紀行でも、霊力のある聖地として取り上げられるなど、パワースポットとして全国的に有名。

旧社地は神社の北方にある宮尾山にあったとされる。現社地は盆地のほぼ中央部にあり、中世の時点ではすでにこの地にあったと考えられる。

『出雲国風土記』に「須佐社」と記載されている。中世には「十三所大明神」「大宮大明神」、近世には「須佐大宮」と称した。

明治4年(1871年)に『延喜式』の「須佐神社」に改称、明治5年(1872年)に郷社に列格し、翌明治6年(1873年)に県社に、明治33年(1900年)に国幣小社に昇格した。

4月18日が例祭。その神事の後、古事記にも記載される、須佐之男命が姉である天照大神のもとに表敬訪問する説話にちなみ、本殿から向かいの天照社まで渡御する行幸する朝覲祭の神事が執り行われる。

翌19日の古伝祭では、午後に悪魔退散・五穀豊饒を祈願する弓射神事がある。

2月3日が節分祭で、神楽の奉納、茅の輪の授与、豆撒きが行われる。8月15日には切明神事として、念仏踊りが行われる。

境内の広場に2本の神事花が立てられ、その下に着流しを着た踊り手が円陣を描きながら「ナーマミドー」と唱え、笛に合わせて単調な動きで踊る。

天文23年(1554年)に尼子晴久が奉納した兵庫鎖太刀が国の重要文化財に指定されている。

【ご利益】
厄除け、縁結び、子宝、子孫繁栄
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