熊本県球磨郡湯前町の潮神社・ゆのまえグリーンパレス一帯で「子宝・子育て・安産」を願う「第10回ゆのまえ潮おっぱい祭り」が行われます。開催日時は4月29日の9時45分から。マイナビニュースが報じています。動画は人吉球磨のゆるきゃらと一緒におっぱい体操(前回となる第9回「湯前潮おっぱい祭り」)。

祭りでは、妊婦などを対象に行う「安産祈願式」、湯前中学校吹奏楽部による演奏や、ひょっとこ踊り、そして祭りのメインイベント、ほ乳ビンでミルクを飲む「おっぱい早飲み競争」などが行われます。

祭り自体の歴史は新しく、まだ10年ほどですが、付近に鎮座し、この祭りの発祥ともなった、「おっぱい神社」の名で親しまれる潮神社は、古くから「子宝・安産・子育て」のご利益で知られます。

100年に一度の社殿改築を誇る、由緒正しい神社で、明治初年の改築に関わる寄付記録も残っています。御祭神はウガヤフキアエズ、男神ですが、妻であるタマヨリは子育ての神としても知られています。

二人の子がかの初代神武天皇。古事記にも描かれている、聖父と聖母こそが、御祭神のウガヤフキアエズであり、その妻タマヨリです。

こう見てくると、祭りの名称から伝わってくるもの以上に、由緒・格式を感じさせます。妊婦の皆様や子宝を望むご夫婦などにご利益がありますように。

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