源頼朝が安房・洲崎神社から勧請して創祀、太太神楽、品川富士など
[住所]東京都品川区北品川3-7-15
[電話]03-3474-5575

品川神社(しながわじんじゃ)は、東京都品川区にある神社。御祭神は天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)、素盞嗚尊宇賀之売命

近代社格では府社、準勅祭社に指定され、現在はそれがもととなって成立した東京十社の一社。東海七福神の一社として、大黒天を祀る。

文治3年(1187年)、源頼朝が海上交通安全と、祈願成就の守護神として、安房国の洲崎神社から洲崎明神・天比理乃咩命を勧請して祀ったのに始まると伝えられる。品川大明神とも呼ばれた。

洲崎神社の御祭神である天比理乃咩命は、安房国一宮である安房神社の御祭神である天太玉命(フトダマ)の后神で、元の名を洲ノ神(すさきのかみ)と称したという。

境内入り口の階段前に、門柱に龍の細工が施された石鳥居「双龍鳥居」がある。

左の柱に昇り龍、右の柱に降り龍が彫刻されている。双龍鳥居は杉並区の宿鳳山高円寺と馬橋稲荷神社にもあり、東京三鳥居の一つといわれている。

太太神楽が年4回、元旦祭、春祭、例大祭(6月7日に近い日曜日を入れて金・土・日の三日間)、新嘗祭に奉納される。

品川富士と呼ばれる、都内最大の高さ約15メートルの富士塚がある。

なお、準勅祭社「品川貴船社」の候補には、荏原神社もあるが、荏原神社は東京十社には含まれない。

【ご利益】
航海の安全、交通安全、祈願成就、五穀豊穣、財運、厄除け
品川神社 東京都品川区北品川
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