総社の大國魂神社で祀られ例祭「くらやみ祭」に参列する武蔵国一宮から六宮
武州六社(ぶしゅうろくしゃ)とは、武蔵国総社の大國魂神社(7)で祀られ、4月末から始まる大國魂神社の例祭「くらやみ祭」に参列する、武蔵国の一宮から六宮までの六社の神社。武州六社明神、武州六大明神など。小野神社(1)、二宮神社(2)、氷川神社(3)、秩父神社(4)、金鑚神社(5)、杉山神社(6)である。上の地図をクリックすると拡大できる。
武蔵国一宮から六宮まで、異説があるものもあるが、基本的には総社である大國魂神社が祀っている武州六社明神に準じる。大國魂神社はそのため六所宮などとも言われるが、下記六社はこの大國魂神社による基準を受け入れる形で今も「くらやみ祭」に参列している。
[所在地]東京都多摩市
[社 格]式内 - 郷社
[主祭神]天下春命、瀬織津比咩命など
[ご利益]当地開拓の神
[所在地]東京都あきる野市
[社 格]郷社
[主祭神]国常立尊
[ご利益]開運招神の守護神
[所在地]埼玉県さいたま市大宮区
[社 格]式内名神 - 官幣大社
[主祭神]須佐之男命、稲田姫命、大己貴命
[ご利益]東国開拓の神として、総合的なご神徳
[所在地]埼玉県秩父市
[社 格]式内社 - 国幣小社
[主祭神]八意思兼命、知知夫彦命など
[ご利益]厄除祈願、方災除祈願、交通安全など
[所在地]埼玉県児玉郡神川町
[社 格]式内名神 - 官幣中社
[主祭神]天照大神、素戔嗚尊
[ご利益]勝運、必勝など
[所在地]神奈川県横浜市緑区西八朔町
[社 格]式内社 - 郷社
[主祭神]五十猛命
[ご利益]木の神
【関連記事】
・神社いろいろ - 社格や形式などで神社を分類したまとめ - 神社めぐり全国編
武蔵国一宮から六宮まで、異説があるものもあるが、基本的には総社である大國魂神社が祀っている武州六社明神に準じる。大國魂神社はそのため六所宮などとも言われるが、下記六社はこの大國魂神社による基準を受け入れる形で今も「くらやみ祭」に参列している。
武蔵国一宮 小野神社
[所在地]東京都多摩市
[社 格]式内 - 郷社
[主祭神]天下春命、瀬織津比咩命など
[ご利益]当地開拓の神
武蔵国二宮 二宮神社
[所在地]東京都あきる野市
[社 格]郷社
[主祭神]国常立尊
[ご利益]開運招神の守護神
武蔵国三宮 氷川神社
[所在地]埼玉県さいたま市大宮区
[社 格]式内名神 - 官幣大社
[主祭神]須佐之男命、稲田姫命、大己貴命
[ご利益]東国開拓の神として、総合的なご神徳
武蔵国四宮 秩父神社
[所在地]埼玉県秩父市
[社 格]式内社 - 国幣小社
[主祭神]八意思兼命、知知夫彦命など
[ご利益]厄除祈願、方災除祈願、交通安全など
武蔵国五宮 金鑚神社
[所在地]埼玉県児玉郡神川町
[社 格]式内名神 - 官幣中社
[主祭神]天照大神、素戔嗚尊
[ご利益]勝運、必勝など
武蔵国六宮 杉山神社
[所在地]神奈川県横浜市緑区西八朔町
[社 格]式内社 - 郷社
[主祭神]五十猛命
[ご利益]木の神
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・神社いろいろ - 社格や形式などで神社を分類したまとめ - 神社めぐり全国編
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※神道集 (しんとうしゅう)は、日本の中世の説話集・神道書。
安居院唱導教団の著作とされ、南北朝時代中期に成立したとされている。全10巻で50話を収録。
関東など東国の神社の縁起を中心としつつ、本地垂迹説に基づいた神仏に関する説話が載っている。
総社六所宮は、三巻に掲載。
以下、その実際の文章
神道集 第三巻
十五者武蔵六所明神事
抑此六所者 一宮ハ小野大明神ト申本地文殊也此ノ仏是三世覚母九代祖師也云々
二宮小河大明神ト申本地薬師如来是也此ノ仏東方浄土ノ教主十六王子寂初也云々
三宮火河大明神ト申中本地観音也此仏此釈迦左面ノ弟子弥陀補陀ノ大士也云々
四ノ宮ハ秩父ノ大幷ト申本地毘沙門天王也抑此モ天王者文句ニ云毘沙門此種門ト云々
五宮金鑚大明神申本地ハ弥勧幷是此仏ハ是当来三会ノ数主也云々
六宮椙山大明神ト申本地大聖不動明王是也此明王ハ三界接領悪魔降伏生而ニ如護尊也々
私云河越十八所権現大明ト申六所ニ山王七社八幡三所並ヘ上ス云々
明応参季甲寅霜月(1494年) 日良順写之 472年前 将軍義植 後土御門天皇