式内社の有力論社、五十猛命を祀る武蔵国六宮
[住所]神奈川県横浜市緑区西八朔町字宮前208
[電話]044-988-0045 - 琴平神社
杉山神社(すぎやまじんじゃ)は、神奈川県横浜市緑区にある神社。西八朔杉山神社とも。現在は川崎市麻生区の琴平神社の兼務社。当社の御朱印なども琴平神社で頂くことができる。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 武蔵国 都筑郡「杉山神社」に比定される式内社(小社)の論社の一社。武蔵国六宮で、武州六社(武州六大明神、武蔵六所大明神)の一社。
式内社「杉山神社」の論社は、神奈川県横浜市を中心に川崎市、東京都町田市、稲城市などに数十社存在すると言われる。
有力な論社としては当社の他、港北区新吉田町、都筑区茅ヶ崎町、都筑区中川、港北区新羽町2576などの杉山神社もある。
武蔵国総社である大國魂神社に祀られ、その例大祭「くらやみ祭」に参列する。近代社格では郷社。
主祭神は五十猛命(いそたける)、素戔嗚尊の子とされ、古事記に記載される大屋毘古神と同一神とされる。古事記では木の国に住み、大国主命を導く。
配祀神は大日霊貴命、素戔嗚尊、太田命(おおたのみこと、猿田毘古神の別称、あるいは子孫)。
本社は入母屋造の拝殿と流造の本殿を持ち、本社の向かって左側にある流造の小祠は、萱葺きの変わった覆屋に納められている。
『続日本後紀』に「枌山神社」(すぎやまじんじゃ)とある。
創建時期は不明であるが、当社に残る棟札や別当寺である極楽寺(現在も隣地に所在)の墓碑年号より当社は延宝年間(1673年 - 1681年)に現在地に遷座したものと考えられている。
それ以前は西北方300メートルの山麓に鎮座していた。
『新編武蔵風土記稿』によると、慶安2年(1649年)8月には幕府より朱印状と朱印領5石6斗が与えられた。杉山神社72社の一つで、当社は江戸時代に「六ノ宮」とも称されていた。
明治6年(1873年)12月に郷社に列し、明治43年(1910年)には付近の無格社神明社など四社を合祀。なお、現在の社殿は昭和57年(1982年)11月に改築されたもの。
『新編武蔵風土記稿』(1810-1830年)によると、関東地方四郡に杉山神社は七十数社あったという。それらの多くは、日本武尊か五十猛命のいずれかまたは両方を祭神としている。
例大祭は10月1日。4月30日から行われる大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」に武蔵国六宮として参列する。
【ご利益】
木の神

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[電話]044-988-0045 - 琴平神社
杉山神社(すぎやまじんじゃ)は、神奈川県横浜市緑区にある神社。西八朔杉山神社とも。現在は川崎市麻生区の琴平神社の兼務社。当社の御朱印なども琴平神社で頂くことができる。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 武蔵国 都筑郡「杉山神社」に比定される式内社(小社)の論社の一社。武蔵国六宮で、武州六社(武州六大明神、武蔵六所大明神)の一社。
式内社「杉山神社」の論社は、神奈川県横浜市を中心に川崎市、東京都町田市、稲城市などに数十社存在すると言われる。
有力な論社としては当社の他、港北区新吉田町、都筑区茅ヶ崎町、都筑区中川、港北区新羽町2576などの杉山神社もある。
武蔵国総社である大國魂神社に祀られ、その例大祭「くらやみ祭」に参列する。近代社格では郷社。
主祭神は五十猛命(いそたける)、素戔嗚尊の子とされ、古事記に記載される大屋毘古神と同一神とされる。古事記では木の国に住み、大国主命を導く。
配祀神は大日霊貴命、素戔嗚尊、太田命(おおたのみこと、猿田毘古神の別称、あるいは子孫)。
本社は入母屋造の拝殿と流造の本殿を持ち、本社の向かって左側にある流造の小祠は、萱葺きの変わった覆屋に納められている。
『続日本後紀』に「枌山神社」(すぎやまじんじゃ)とある。
創建時期は不明であるが、当社に残る棟札や別当寺である極楽寺(現在も隣地に所在)の墓碑年号より当社は延宝年間(1673年 - 1681年)に現在地に遷座したものと考えられている。
それ以前は西北方300メートルの山麓に鎮座していた。
『新編武蔵風土記稿』によると、慶安2年(1649年)8月には幕府より朱印状と朱印領5石6斗が与えられた。杉山神社72社の一つで、当社は江戸時代に「六ノ宮」とも称されていた。
明治6年(1873年)12月に郷社に列し、明治43年(1910年)には付近の無格社神明社など四社を合祀。なお、現在の社殿は昭和57年(1982年)11月に改築されたもの。
『新編武蔵風土記稿』(1810-1830年)によると、関東地方四郡に杉山神社は七十数社あったという。それらの多くは、日本武尊か五十猛命のいずれかまたは両方を祭神としている。
例大祭は10月1日。4月30日から行われる大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」に武蔵国六宮として参列する。
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