京都府城陽市平川にある国史跡の前方後円墳「久津川車塚古墳」(5世紀前半、全長約180メートル)の発掘調査を行っている城陽市教委は2015年4月17日、古墳のくびれ部に突出した「造り出し」があり、その中央部分に埋葬施設と推定される長方形の掘り込みが見つかった、と発表しました。経新聞が報じています。写真は久津川車塚古墳と、その近隣にある丸塚古墳(出典:城陽市)。
前方後円墳の前方部と後円部が接続するくびれに作られた造り出し。その研究は思っている以上に進んでいないのが現状で、まず用途が分かりません。
漠然と、祭祀の場ととらえられることが多かったのですが、それであれば、なぜ前方後円墳の側面と言える場所で祭祀が行われるのか、という新たな疑問が生まれます。
しかしそれでも、造り出しに埋葬施設が確認されたことはほとんどありませんでした。
180メートルという巨大な部類に入る前方後円墳で、特徴的なつくり出しが確認されたことは、前方後円墳研究にとって大きな前進となる可能性があります。
市教委も「造り出しの機能を考えるうえで貴重な資料になる」としているようです。
前方後円墳の前方部と後円部が接続するくびれに作られた造り出し。その研究は思っている以上に進んでいないのが現状で、まず用途が分かりません。
漠然と、祭祀の場ととらえられることが多かったのですが、それであれば、なぜ前方後円墳の側面と言える場所で祭祀が行われるのか、という新たな疑問が生まれます。
しかしそれでも、造り出しに埋葬施設が確認されたことはほとんどありませんでした。
180メートルという巨大な部類に入る前方後円墳で、特徴的なつくり出しが確認されたことは、前方後円墳研究にとって大きな前進となる可能性があります。
市教委も「造り出しの機能を考えるうえで貴重な資料になる」としているようです。
コメント