藤守の田遊び(ふじもりのたあそび)
種別1:民俗芸能
種別2:田楽
公開日:毎年3月17日
指定日:1977.05.17(昭和52.05.17)
都道府県:静岡県
所在地:大井八幡宮(焼津市、旧 志太郡大井川町)字藤守

静岡県焼津市(旧志太郡大井川町)字藤守に鎮座する大井八幡宮の祭りに行なわれるもので、田遊びの一典型を示すものである。旧来は旧暦の1月17日や、新暦の2月17日に行われていたが、1961年(昭和30年)以降、毎年3月17日に行われる。

八幡宮の前庭に仮設された舞台で演じられ、「長刀」「振取」「御獅子」「鍬入」など田に関する曲目など二十五番と番外に「天狗」「鯛釣」の二番がある。

振取は最も重要な役で、宮ごもりの統卒者がこれに当る。振取、猿田楽、間田楽、神子舞、早乙女などはいずれもショッコと呼ぶ紙簔の花冠をかぶる。

また、芸能奉仕直前に、内的式、外的式と呼ぶ神人饗宴の作法を残している。

保護団体名:藤守の田遊び保存会
重要無形民俗文化財「藤守の田遊び」 - 大井八幡宮(静岡・焼津)、神人饗宴の作法
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