遠江森町の舞楽(とおとうみもりまちのぶがく)
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:毎年4月(小國神社、天宮神社)、毎年7月(山名神社)
指定日:1982.01.14(昭和57.01.14)
都道府県:静岡県
所在地:周智郡森町の小國神社、山名神社、天宮神社
静岡県周智郡森町に伝わる、小国神社の舞楽(森町一宮 小國神社)、山名神社天王祭舞楽(森町飯田 山名神社)、天宮神社の十二段舞楽(森町天宮 天宮神社)の総称。
これらの舞は、舞楽が地方に伝播し、民俗化して定着したもので、小国神社、天宮神社の舞楽は奈良春日大社系の舞楽が地方化したものであり、山名神社のそれは舞楽の風流化したものの典型例であって、これらは舞楽の変遷を知るうえで貴重である。
それぞれ神社の祭礼に行われる芸能として伝承されており、今後も正しく伝承されることが見込まれるので重要無形民俗文化財に指定し、その保存を図っていきたい、とする。
小國神社では毎年4月18日に一番近い土・日曜日、山名神社では7月14・15日に最も近い土日、天宮神社では4月第1土・日曜日。
小国神社、天宮神社の舞楽は、それぞれ「連舞」「色香舞」「蝶の舞」「鳥の舞」「太平楽舞」「新靺鞨舞」「安摩舞」「二の舞」「抜頭舞」「陵王舞」「納蘇利舞」「獅子舞」の十二曲(小国神社には番外曲「花の舞」があり、天宮神社では曲目名に多少の違いがある)を伝える。
この中には悪魔払い、五穀豊穣の獅子舞があり、稚子舞を加味するなど中央と異なった演技、演出がみられる。
また、山名神社では「八初兒」「神子舞」「鶴」「獅子」「加陵鬚」「竜」「蟷螂」「優填獅子」の八曲を伝えるが、この中には舞い手が鶴、竜、蟷螂などの作り物を頭にいただく風流の要素が強く、舞い手が柱に昇り逆になって上半身を煽ってみせる散楽風の要素もあるなど独特の演技、演出を見せる。
保護団体名:小国神社古式舞楽保存会、山名神社天王祭舞楽保存会、天宮神社十二段舞楽保存会
【関連記事】
・浜松市長が静岡、愛知、長野の三遠南信地域の民俗文化財で「日本遺産」目指すと明言
・静岡県の重要無形民俗文化財 - 都道府県別に整理
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:毎年4月(小國神社、天宮神社)、毎年7月(山名神社)
指定日:1982.01.14(昭和57.01.14)
都道府県:静岡県
所在地:周智郡森町の小國神社、山名神社、天宮神社
静岡県周智郡森町に伝わる、小国神社の舞楽(森町一宮 小國神社)、山名神社天王祭舞楽(森町飯田 山名神社)、天宮神社の十二段舞楽(森町天宮 天宮神社)の総称。
これらの舞は、舞楽が地方に伝播し、民俗化して定着したもので、小国神社、天宮神社の舞楽は奈良春日大社系の舞楽が地方化したものであり、山名神社のそれは舞楽の風流化したものの典型例であって、これらは舞楽の変遷を知るうえで貴重である。
それぞれ神社の祭礼に行われる芸能として伝承されており、今後も正しく伝承されることが見込まれるので重要無形民俗文化財に指定し、その保存を図っていきたい、とする。
小國神社では毎年4月18日に一番近い土・日曜日、山名神社では7月14・15日に最も近い土日、天宮神社では4月第1土・日曜日。
小国神社、天宮神社の舞楽は、それぞれ「連舞」「色香舞」「蝶の舞」「鳥の舞」「太平楽舞」「新靺鞨舞」「安摩舞」「二の舞」「抜頭舞」「陵王舞」「納蘇利舞」「獅子舞」の十二曲(小国神社には番外曲「花の舞」があり、天宮神社では曲目名に多少の違いがある)を伝える。
この中には悪魔払い、五穀豊穣の獅子舞があり、稚子舞を加味するなど中央と異なった演技、演出がみられる。
また、山名神社では「八初兒」「神子舞」「鶴」「獅子」「加陵鬚」「竜」「蟷螂」「優填獅子」の八曲を伝えるが、この中には舞い手が鶴、竜、蟷螂などの作り物を頭にいただく風流の要素が強く、舞い手が柱に昇り逆になって上半身を煽ってみせる散楽風の要素もあるなど独特の演技、演出を見せる。
保護団体名:小国神社古式舞楽保存会、山名神社天王祭舞楽保存会、天宮神社十二段舞楽保存会

【関連記事】
・浜松市長が静岡、愛知、長野の三遠南信地域の民俗文化財で「日本遺産」目指すと明言
・静岡県の重要無形民俗文化財 - 都道府県別に整理
コメント