南宮の神事芸能(なんぐうのしんじげいのう)
種別1:民俗芸能
種別2:その他
公開日:5月4、5日
指定日:1979.02.03(昭和54.02.03)
都道府県:岐阜県
所在地:南宮大社(不破郡垂井町)

岐阜県不破郡垂井町にある南宮大社(旧称:南宮神社)の5月4日・5日の例大祭に演じられる芸能で、御田植神事、蛇山神事、還幸舞(羯鼓舞、脱下舞、竜子舞)などがある。

御田植神事は、鍬役、杁役の少年と、3歳から5歳までの早乙女21名が、境内に設けられた御田代に集まり、囃子と田植歌に合わせて田植の所作を演じる。

蛇山神事は、市場野の祭礼場に大きな蛇山と称する櫓を組み、降神を受けた蛇頭を本社より運び出して蛇山の上に置き、これを囃子に合わせて操る。古風で素朴なからくりである。

還幸舞は渡御還幸の途中、蛇山に連接した屋台の上で演じられる。羯鼓を胸につけた男児2人による羯鼓舞、男児2人による脱下舞(有難舞ともいう)、竜頭をかぶり、鱗形の衣裳にたっつけを着けた男児4人による竜子舞の三種の舞がある。

また、お旅所では舞楽の胡蝶の舞も演じられる。

祭に伴う奉納芸能として、きわめて古風な舞を伝承しており、芸能史的にみて重要な価値を有している。

保護団体名:南宮神社神事芸能保存会
重要無形民俗文化財「南宮の神事芸能」 - 南宮大社例大祭の古風な舞など奉納芸能
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