神宮125社、内宮・所管社 序列1位で摂社の上、別宮に次ぐ 謎の水神
[住所]三重県伊勢市宇治館町1 内宮域内
[電話]-
滝祭神(たきまつりのかみ)は、三重県伊勢市宇治館町にある神社及び同社の御祭神。
伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、皇大神宮(内宮)の所管社の一社。内宮所管社30社の第1位。伊勢神宮125社めぐりの中で内宮めぐりの一社。内宮の宮域内にある。
宇治橋を渡り、神苑を進み、火除橋を越え、内宮の第一鳥居をくぐると御手洗場に到達。御手洗場のすぐ南の林の中に鎮座する。
社殿を持たない神社であり、所管社だが別宮と同等の祭祀が捧げられる。「別宮の次、摂社の上」とされる。
板垣の内側には御神体の石が祀られている。
社殿がない理由は神宮関係者にも分からず、更に物忌の奉仕まで捧げられることは謎であり、安永4年(1775年)の『大神宮儀式解』でも「深き所以有る故」としか触れられていない。
伊勢の神宮の摂末社や所管社には通例、賽銭箱は置かれていないが、当社には賽銭箱が置かれている。
地域住民からは「おとりつぎさん」として親しまれる。内宮に詣でる前に当社を参拝すると、天照大神に願い事を取り次いでくれると言われている。
御祭神は瀧祭大神(たきまつりのおおかみ)。五十鈴川の水源の神。五十鈴川と島路川(しまじがわ)の合流点にあり、治水を願って祀られている。
『延暦儀式帳』に「滝祭神社」「滝祭の地」として記載されている。しかし『延喜式神名帳』や『六国史』には社名が記載されていない式外社。
『建久年中行事』には、三節祭の時に斎宮へ「滝祭の瀬」で汲み上げた五十鈴川の水を竹の筒に入れ、届けられたとある。
「滝祭の瀬」の正確な位置は不明であるが、おおよそ第一鳥居から滝祭宮の間に当たると推定される。
奉幣が行われるようになったのは、明治以降。由貴大御饌(ゆきのおおみけ)の儀は、板垣の御門を開いて捧げられる。
当社に捧げられる御飯は、内宮、荒祭宮に供されるものと同じく、神宮神田で栽培され、御稲御倉に奉納されたイネである。
神嘗祭の折には、神嘗祭の祭儀の後、大直会を行い、続いて滝祭行事を行う。由貴大御饌・滝祭行事の終了後、直会が行われる。
滝祭行事の後で行われる直会は、禰宜と宇治大内人の2名だけが新米と新酒を飲食することが許され、重要な神事であったことがうかがえる。
同じく内宮の宮域内や境内のあるものに、内宮別宮である荒祭宮、風日祈宮、内宮所管社である御酒殿神、御稲御倉、由貴御倉、四至神がある。
当社が鎮座する内宮の神苑は例年、11月下旬から12月上旬にかけて紅葉の見頃となり、紅葉の名所。色づき始めた木々たちが五十鈴川の水面に映り、秋の訪れを感じさせる。
当社そのものに御朱印はない。内宮域では、内宮正宮のみ、御朱印を頂ける。
【ご利益】
五十鈴川の地主神「おとりつぎさん」
皇大神宮(内宮)所管社
・序列1位 滝祭神 (伊勢市宇治)
・序列2位 興玉神 (伊勢市宇治)
・序列3位 宮比神 (伊勢市宇治)
・序列4位 屋乃波比伎神 (伊勢市宇治)
・序列5位 御酒殿神 (伊勢市宇治)
・序列6位 御稲御倉 (伊勢市宇治)
・序列7位 由貴御倉 (伊勢市宇治)
・序列8位 四至神 (伊勢市宇治)
・序列9位 神服織機殿神社 (松阪市大垣)
・序列10-17位 神服織機殿神社末社八所 (松阪市大垣)
・序列18位 神麻績機殿神社 (松阪市井口)
・序列19-26位 神麻績機殿神社末社八所 (松阪市井口)
・序列27位 御塩殿神社 (伊勢市二見町)
・序列28位 饗土橋姫神社 (伊勢市宇治)
・序列29位 大山祇神社 (伊勢市宇治)
・序列30位 子安神社 (伊勢市宇治)
【関連記事】
・伊勢の神宮とは? - 通称:伊勢神宮、正宮・外宮・摂末社・所管社全125社の一覧
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滝祭神(たきまつりのかみ)は、三重県伊勢市宇治館町にある神社及び同社の御祭神。
伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、皇大神宮(内宮)の所管社の一社。内宮所管社30社の第1位。伊勢神宮125社めぐりの中で内宮めぐりの一社。内宮の宮域内にある。
宇治橋を渡り、神苑を進み、火除橋を越え、内宮の第一鳥居をくぐると御手洗場に到達。御手洗場のすぐ南の林の中に鎮座する。
社殿を持たない神社であり、所管社だが別宮と同等の祭祀が捧げられる。「別宮の次、摂社の上」とされる。
板垣の内側には御神体の石が祀られている。
社殿がない理由は神宮関係者にも分からず、更に物忌の奉仕まで捧げられることは謎であり、安永4年(1775年)の『大神宮儀式解』でも「深き所以有る故」としか触れられていない。
伊勢の神宮の摂末社や所管社には通例、賽銭箱は置かれていないが、当社には賽銭箱が置かれている。
地域住民からは「おとりつぎさん」として親しまれる。内宮に詣でる前に当社を参拝すると、天照大神に願い事を取り次いでくれると言われている。
御祭神は瀧祭大神(たきまつりのおおかみ)。五十鈴川の水源の神。五十鈴川と島路川(しまじがわ)の合流点にあり、治水を願って祀られている。
『延暦儀式帳』に「滝祭神社」「滝祭の地」として記載されている。しかし『延喜式神名帳』や『六国史』には社名が記載されていない式外社。
『建久年中行事』には、三節祭の時に斎宮へ「滝祭の瀬」で汲み上げた五十鈴川の水を竹の筒に入れ、届けられたとある。
「滝祭の瀬」の正確な位置は不明であるが、おおよそ第一鳥居から滝祭宮の間に当たると推定される。
奉幣が行われるようになったのは、明治以降。由貴大御饌(ゆきのおおみけ)の儀は、板垣の御門を開いて捧げられる。
当社に捧げられる御飯は、内宮、荒祭宮に供されるものと同じく、神宮神田で栽培され、御稲御倉に奉納されたイネである。
神嘗祭の折には、神嘗祭の祭儀の後、大直会を行い、続いて滝祭行事を行う。由貴大御饌・滝祭行事の終了後、直会が行われる。
滝祭行事の後で行われる直会は、禰宜と宇治大内人の2名だけが新米と新酒を飲食することが許され、重要な神事であったことがうかがえる。
同じく内宮の宮域内や境内のあるものに、内宮別宮である荒祭宮、風日祈宮、内宮所管社である御酒殿神、御稲御倉、由貴御倉、四至神がある。
当社が鎮座する内宮の神苑は例年、11月下旬から12月上旬にかけて紅葉の見頃となり、紅葉の名所。色づき始めた木々たちが五十鈴川の水面に映り、秋の訪れを感じさせる。
当社そのものに御朱印はない。内宮域では、内宮正宮のみ、御朱印を頂ける。
【ご利益】
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皇大神宮(内宮)所管社
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・序列8位 四至神 (伊勢市宇治)
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・序列10-17位 神服織機殿神社末社八所 (松阪市大垣)
・序列18位 神麻績機殿神社 (松阪市井口)
・序列19-26位 神麻績機殿神社末社八所 (松阪市井口)
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