神宮125社、外宮・摂社 「稲女さん」と親しまれる宮川西岸にある神社
[住所]三重県伊勢市小俣町元町1072
[電話]-
小俣神社(おばたじんじゃ)は、三重県伊勢市小俣町にある神社。
伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、豊受大神宮(外宮)の摂社の一社。外宮摂社16社の第16位。伊勢神宮125社めぐりの中で小俣めぐりの一社。
『延喜式神名帳』にある「小俣神社(伊勢国・度会郡)」に比定される式内社(小社)。
汁谷川左岸(西岸)の河岸段丘上にあり、外宮摂社としては唯一宮川の外側(西岸)にある。かつての伊勢参宮街道の宿場町の名残のある小俣町元町の集落内、西光寺、八柱神社と並んで鎮座する。
境内は石垣が巡らされている。社殿は神明造で、玉垣に囲まれている。神宮式年遷宮の対象で、20年に一度建て替えられる。賽銭箱は置かれていない。境内の面積は333坪(約1100.8平方メートル)。
社名の「小俣」は鎮座地周辺の地名であるが、『延喜式神名帳』では「おまた」と読み、現今は「おばた」と読む。
この地域に外宮の摂社が祀られているのは、宮川下流一帯が度会氏によって開拓されたため。
外宮の所管する神社の中で宮川左岸に位置するのは特殊だが、皇大神宮(内宮)の所管する神社は宮川左岸にも数多くあり、伊勢の神宮全体でみた場合、特別に珍しいわけではない。
地域住民からは「いなべの社」「稲女(いなめ)さん」と呼ばれ、親しまれる。御祭神からの連想で、稲荷的にとらえられている傾向が読み取れる。
地元では氏神の祭礼当日に当社へ参拝する風習がある。
御祭神は宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)。『古事記』にも記載される神で、日本に広く食物神として信仰されており、当社でも五穀豊穣の守護神とされる。
『止由気宮儀式帳』によれば、当社には祝職が置かれ、祈年祭・神嘗祭には伊勢国司から幣帛が奉られた。
古代は伊勢の神宮とのつながりが深かったが、中世末期以後は記録が途絶え、産土神として「八王子」と呼ばれるようになった。
寛文3年(1663年)6月27日に現社地で再興された。この際、社地はすでに八王子となっていたため、八王子境内に並立する形での再興となった。
明治6年(1873年)、境内地の管理を巡り、神宮側と村側で論争が起こり、境内を二等分することで決着した。
八王子は明治43年(1910年)に官舎神社へ合祀されたが、その後も旧社地である当社東隣に本殿・拝殿等が残され、地域住民によって祀られている。
【ご利益】
食物神、五穀豊穣の守護神。財運、商売の神
豊受大神宮(外宮)摂社
・序列1位 草奈伎神社 (伊勢市常磐)
・序列2位 大間国生神社 (伊勢市常磐)
・序列3位 度会国御神社 (伊勢市豊川町)
・序列4位 度会大国玉比賣神社 (伊勢市豊川町)
・序列5位 田上大水神社 (伊勢市藤里町)
・序列6位 田上大水御前神社 (伊勢市藤里町)
・序列7位 志等美神社 (伊勢市辻久留)
・序列8位 大河内神社 (伊勢市辻久留)
・序列9位 清野井庭神社 (伊勢市常磐)
・序列10位 高河原神社 (伊勢市宮後)
・序列11位 河原神社 (伊勢市御薗町)
・序列12位 河原淵神社 (伊勢市船江)
・序列13位 山末神社 (伊勢市豊川町)
・序列14位 宇須乃野神社 (伊勢市御薗町)
・序列15位 御食神社 (伊勢市神社港)
・序列16位 小俣神社 (伊勢市小俣町)
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小俣神社(おばたじんじゃ)は、三重県伊勢市小俣町にある神社。
伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、豊受大神宮(外宮)の摂社の一社。外宮摂社16社の第16位。伊勢神宮125社めぐりの中で小俣めぐりの一社。
『延喜式神名帳』にある「小俣神社(伊勢国・度会郡)」に比定される式内社(小社)。
汁谷川左岸(西岸)の河岸段丘上にあり、外宮摂社としては唯一宮川の外側(西岸)にある。かつての伊勢参宮街道の宿場町の名残のある小俣町元町の集落内、西光寺、八柱神社と並んで鎮座する。
境内は石垣が巡らされている。社殿は神明造で、玉垣に囲まれている。神宮式年遷宮の対象で、20年に一度建て替えられる。賽銭箱は置かれていない。境内の面積は333坪(約1100.8平方メートル)。
社名の「小俣」は鎮座地周辺の地名であるが、『延喜式神名帳』では「おまた」と読み、現今は「おばた」と読む。
この地域に外宮の摂社が祀られているのは、宮川下流一帯が度会氏によって開拓されたため。
外宮の所管する神社の中で宮川左岸に位置するのは特殊だが、皇大神宮(内宮)の所管する神社は宮川左岸にも数多くあり、伊勢の神宮全体でみた場合、特別に珍しいわけではない。
地域住民からは「いなべの社」「稲女(いなめ)さん」と呼ばれ、親しまれる。御祭神からの連想で、稲荷的にとらえられている傾向が読み取れる。
地元では氏神の祭礼当日に当社へ参拝する風習がある。
御祭神は宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)。『古事記』にも記載される神で、日本に広く食物神として信仰されており、当社でも五穀豊穣の守護神とされる。
『止由気宮儀式帳』によれば、当社には祝職が置かれ、祈年祭・神嘗祭には伊勢国司から幣帛が奉られた。
古代は伊勢の神宮とのつながりが深かったが、中世末期以後は記録が途絶え、産土神として「八王子」と呼ばれるようになった。
寛文3年(1663年)6月27日に現社地で再興された。この際、社地はすでに八王子となっていたため、八王子境内に並立する形での再興となった。
明治6年(1873年)、境内地の管理を巡り、神宮側と村側で論争が起こり、境内を二等分することで決着した。
八王子は明治43年(1910年)に官舎神社へ合祀されたが、その後も旧社地である当社東隣に本殿・拝殿等が残され、地域住民によって祀られている。
【ご利益】
食物神、五穀豊穣の守護神。財運、商売の神
豊受大神宮(外宮)摂社
・序列1位 草奈伎神社 (伊勢市常磐)
・序列2位 大間国生神社 (伊勢市常磐)
・序列3位 度会国御神社 (伊勢市豊川町)
・序列4位 度会大国玉比賣神社 (伊勢市豊川町)
・序列5位 田上大水神社 (伊勢市藤里町)
・序列6位 田上大水御前神社 (伊勢市藤里町)
・序列7位 志等美神社 (伊勢市辻久留)
・序列8位 大河内神社 (伊勢市辻久留)
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・序列10位 高河原神社 (伊勢市宮後)
・序列11位 河原神社 (伊勢市御薗町)
・序列12位 河原淵神社 (伊勢市船江)
・序列13位 山末神社 (伊勢市豊川町)
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