神宮125社、外宮・摂社 序列9位、鎮座地近隣の灌漑用水の神を祀る
[住所]三重県伊勢市常磐1-8
[電話]-
清野井庭神社(きよのいばじんじゃ)は、三重県伊勢市常磐にある神社。参宮線の山田上口駅の南東すぐ、約350メートル。御朱印はない。
伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、豊受大神宮(外宮)の摂社の一社。外宮摂社16社の第9位。伊勢神宮125社めぐりの中で宮川めぐりの一社。
『延喜式神名帳』にある「清野井庭神社(伊勢国・度会郡)」に比定される式内社(小社)の論社。同市宮町1丁目の伊勢高柳商店街にある今社が旧社地であるとする説がある。
この説が正しいとすれば、当社が「大間社東野」にあり、草名伎社が「大間社西」にあったとする『類聚神祇本源』の記述に照らし、同じ外宮の摂社である草奈伎神社、大間国生神社の位置もずれる。
社地は長方形で面積は1095平方メートル。『宇治山田市史』では、往古の大間国生神社は、江戸時代の同社よりも広い社地を持っていたと考えられる。
しかし、当社の再興時点での社地を基準に考えてしまったため、現社地に鎮座したのであり、今社が式内社「清野井庭神社」の本来の社地であるとしている。
御祭神は草野姫命。鎮座地近隣の灌漑用水の神で、別に屋船の神の分霊であるという説もある。
『神名帳考證再考』では同じく外宮の摂社である志等美神社と御祭神が同じであるとしている。やはり外宮摂社の宇須乃野神社の御祭神も一説には草野姫命。
鳥居は東向きに立っており、社殿は鳥居から入ってすぐ右手に建つ。神明造の板葺で、玉垣に囲まれている。賽銭箱は置かれていない。
社名の「清野」は鎮座地周辺の原野を指し、「井庭」は井堰を意味する。「井庭」は時代や書物により、「いば」「いにわ」「いて」と呼んでいた。
中世の末には祭祀が行われなくなり、近世には社地不明となるが、大宮司精長の尽力により寛文3年(1663年)6月21日に現社地で再興された。
第二次世界大戦中の昭和20年(1945年)7月29日、宇治山田空襲により被災した。戦後、鎮座地周辺で区画整理が行われた。
そのため、整理前に比べ北側の敷地が縮小し、西側の敷地が拡大した。昭和52年(1980年)5月10日に建て替えられた。
祈年祭(2月)、月次祭(6月・12月)、神嘗祭(10月)、新嘗祭(11月)は、禰宜が巡回祭典の形で境内にて祭祀を執行する。
歳旦祭(1月)、元始祭(1月)、建国記念祭(2月11日)、風日祈祭(5月・8月)、天長祭(12月23日)は遥祀を行う。
【ご利益】
灌漑用水の神、稲作・農業、食料、五穀豊穣
豊受大神宮(外宮)摂社
・序列1位 草奈伎神社 (伊勢市常磐)
・序列2位 大間国生神社 (伊勢市常磐)
・序列3位 度会国御神社 (伊勢市豊川町)
・序列4位 度会大国玉比賣神社 (伊勢市豊川町)
・序列5位 田上大水神社 (伊勢市藤里町)
・序列6位 田上大水御前神社 (伊勢市藤里町)
・序列7位 志等美神社 (伊勢市辻久留)
・序列8位 大河内神社 (伊勢市辻久留)
・序列9位 清野井庭神社 (伊勢市常磐)
・序列10位 高河原神社 (伊勢市宮後)
・序列11位 河原神社 (伊勢市御薗町)
・序列12位 河原淵神社 (伊勢市船江)
・序列13位 山末神社 (伊勢市豊川町)
・序列14位 宇須乃野神社 (伊勢市御薗町)
・序列15位 御食神社 (伊勢市神社港)
・序列16位 小俣神社 (伊勢市小俣町)
【関連記事】
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清野井庭神社(きよのいばじんじゃ)は、三重県伊勢市常磐にある神社。参宮線の山田上口駅の南東すぐ、約350メートル。御朱印はない。
伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、豊受大神宮(外宮)の摂社の一社。外宮摂社16社の第9位。伊勢神宮125社めぐりの中で宮川めぐりの一社。
『延喜式神名帳』にある「清野井庭神社(伊勢国・度会郡)」に比定される式内社(小社)の論社。同市宮町1丁目の伊勢高柳商店街にある今社が旧社地であるとする説がある。
この説が正しいとすれば、当社が「大間社東野」にあり、草名伎社が「大間社西」にあったとする『類聚神祇本源』の記述に照らし、同じ外宮の摂社である草奈伎神社、大間国生神社の位置もずれる。
社地は長方形で面積は1095平方メートル。『宇治山田市史』では、往古の大間国生神社は、江戸時代の同社よりも広い社地を持っていたと考えられる。
しかし、当社の再興時点での社地を基準に考えてしまったため、現社地に鎮座したのであり、今社が式内社「清野井庭神社」の本来の社地であるとしている。
御祭神は草野姫命。鎮座地近隣の灌漑用水の神で、別に屋船の神の分霊であるという説もある。
『神名帳考證再考』では同じく外宮の摂社である志等美神社と御祭神が同じであるとしている。やはり外宮摂社の宇須乃野神社の御祭神も一説には草野姫命。
鳥居は東向きに立っており、社殿は鳥居から入ってすぐ右手に建つ。神明造の板葺で、玉垣に囲まれている。賽銭箱は置かれていない。
社名の「清野」は鎮座地周辺の原野を指し、「井庭」は井堰を意味する。「井庭」は時代や書物により、「いば」「いにわ」「いて」と呼んでいた。
中世の末には祭祀が行われなくなり、近世には社地不明となるが、大宮司精長の尽力により寛文3年(1663年)6月21日に現社地で再興された。
第二次世界大戦中の昭和20年(1945年)7月29日、宇治山田空襲により被災した。戦後、鎮座地周辺で区画整理が行われた。
そのため、整理前に比べ北側の敷地が縮小し、西側の敷地が拡大した。昭和52年(1980年)5月10日に建て替えられた。
祈年祭(2月)、月次祭(6月・12月)、神嘗祭(10月)、新嘗祭(11月)は、禰宜が巡回祭典の形で境内にて祭祀を執行する。
歳旦祭(1月)、元始祭(1月)、建国記念祭(2月11日)、風日祈祭(5月・8月)、天長祭(12月23日)は遥祀を行う。
【ご利益】
灌漑用水の神、稲作・農業、食料、五穀豊穣
豊受大神宮(外宮)摂社
・序列1位 草奈伎神社 (伊勢市常磐)
・序列2位 大間国生神社 (伊勢市常磐)
・序列3位 度会国御神社 (伊勢市豊川町)
・序列4位 度会大国玉比賣神社 (伊勢市豊川町)
・序列5位 田上大水神社 (伊勢市藤里町)
・序列6位 田上大水御前神社 (伊勢市藤里町)
・序列7位 志等美神社 (伊勢市辻久留)
・序列8位 大河内神社 (伊勢市辻久留)
・序列9位 清野井庭神社 (伊勢市常磐)
・序列10位 高河原神社 (伊勢市宮後)
・序列11位 河原神社 (伊勢市御薗町)
・序列12位 河原淵神社 (伊勢市船江)
・序列13位 山末神社 (伊勢市豊川町)
・序列14位 宇須乃野神社 (伊勢市御薗町)
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