神宮125社、内宮・摂社 序列16位の“山の神”オオヤマツミを祀る神社
[住所]三重県伊勢市宇治今在家町字林崎163-1
[電話]-
大水神社(おおみずじんじゃ)は、三重県伊勢市宇治今在家町にある神社。
伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、皇大神宮(内宮)の摂社の一社。内宮摂社27社の第16位。伊勢神宮125社めぐりの中で内宮めぐりの一社。
『延喜式神名帳』にある「大水神社(伊勢国・度会郡)」に比定される式内社(小社)。
内宮の神域入り口に架かる宇治橋から約200メートルのところに鎮座する。内宮の末社である川相神社、熊淵神社が同座している。
当社から50メートル先には内宮所管社の饗土橋姫神社が、70メートル先には内宮摂末社の津長神社、新川神社、石井神社があり、7社が固まっている。
また神宮文庫の前身である旧林崎文庫もこの地にある。
12段の石段を上ると、神明鳥居1基と社殿がある。3社が同座しており、社殿は一つ。枝分かれした大楠の古木が社殿の上を覆っている。この大楠は直径2メートル以上。
神明造板葺の社殿は南を向いており、一重の玉垣に囲まれている。社殿の大きさは、幅6尺(約1.8メートル)、奥行き4尺(約1.2メートル)、高さ7尺8寸(約2.4メートル)。賽銭箱は置かれていない。
社地の面積は68.97坪(228平方メートル)。
『延暦儀式帳』によると、古代の社地は2町5反(約2万4793平方メートル)と広大だったが、その後社地の一部が民家や寺院、林崎文庫の敷地になるなどして縮小したと思われる。
社地北側と東側には一部石垣が築かれている。
御祭神は大山祇御祖命(おおやまづみのみおやのみこと)。「大山罪乃御祖命」と表記するものもある。イザナギとイザナミの子であり、『古事記』にも明記される山の神。
社名が「大水」であるのに御祭神が「山の神」であることは謎だが、大山祇命は水(海)とのかかわりも深い面がある。
他に、外宮摂社の大河内神社、内宮所管社の大山祇神社でも大山祇命を祀る。
明治13年(1880年)発行の『神宮摂末社以下明細取調帳』では、創建は第11代垂仁天皇の御代。倭姫命が定めた神社の一社。
『皇大神宮儀式帳』では、当社には祝部が任じられており、社殿の造り替えは国郡司が担ったという。
『氏経神事記』の文明14年(1482年)正月15日条には当社の祝部が神事に奉仕していたという記述がある。
中世以後祭祀の断絶により社殿は廃絶し、社地のみが残された。寛文3年(1664年)12月21日に遷御の儀を行い再興。
再興したのは大宮司の河邊精長(大中臣精長)であり、以後宮司の責任で造り替えが行われるようになった。
明治4年(1871年)、当社に川相神社、熊淵神社を同座させる。川相神社、熊淵神社は元来五十鈴川の上流に鎮座していた。
社殿は大正7年(1918年)7月と昭和31年(1956年)2月に建て替えが行われ、昭和52年(1977年)3月24日に大修繕が完了した。
当社で執行される祭祀は津長神社と同じ。
すなわち、巡回祭典の形で祈年祭(2月)、月次祭(6月・12月)、神嘗祭(10月)、新嘗祭(11月)の際は社殿の前で祭祀が行われ、歳旦祭(1月)、元始祭(1月)、建国記念祭(2月11日)、風日祈祭(5月・8月)、天長祭(12月23日)は遥祀にて催行する。
【ご利益】
登山安全、火防、海上交通など
皇大神宮(内宮)摂社
・序列1位 朝熊神社 (伊勢市朝熊町)
・序列2位 朝熊御前神社 (伊勢市朝熊町)
・序列3位 園相神社 (伊勢市津村町)
・序列4位 鴨神社 (度会郡玉城町)
・序列5位 田乃家神社 (度会郡玉城町)
・序列6位 田乃家御前神社 (度会郡玉城町)
・序列7位 蚊野神社 (度会郡玉城町)
・序列8位 蚊野御前神社 (度会郡玉城町)
・序列9位 湯田神社 (伊勢市小俣町)
・序列10位 大土御祖神社 (伊勢市楠部町)
・序列11位 国津御祖神社 (伊勢市楠部町)
・序列12位 朽羅神社 (度会郡玉城町)
・序列13位 宇治山田神社 (伊勢市中村町)
・序列14位 津長神社 (伊勢市宇治)
・序列15位 堅田神社 (伊勢市二見町)
・序列16位 大水神社 (伊勢市宇治)
・序列17位 江神社 (伊勢市二見町)
・序列18位 神前神社 (伊勢市二見町)
・序列19位 粟皇子神社 (伊勢市二見町)
・序列20位 川原神社 (伊勢市佐八町)
・序列21位 久具都比賣神社 (度会郡度会町)
・序列22位 奈良波良神社 (度会郡玉城町)
・序列23位 棒原神社 (度会郡玉城町)
・序列24位 御船神社 (多気郡多気町)
・序列25位 坂手国生神社 (度会郡玉城町)
・序列26位 狭田国生神社 (度会郡玉城町)
・序列27位 多岐原神社 (度会郡大紀町)
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大水神社(おおみずじんじゃ)は、三重県伊勢市宇治今在家町にある神社。
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『延喜式神名帳』にある「大水神社(伊勢国・度会郡)」に比定される式内社(小社)。
内宮の神域入り口に架かる宇治橋から約200メートルのところに鎮座する。内宮の末社である川相神社、熊淵神社が同座している。
当社から50メートル先には内宮所管社の饗土橋姫神社が、70メートル先には内宮摂末社の津長神社、新川神社、石井神社があり、7社が固まっている。
また神宮文庫の前身である旧林崎文庫もこの地にある。
12段の石段を上ると、神明鳥居1基と社殿がある。3社が同座しており、社殿は一つ。枝分かれした大楠の古木が社殿の上を覆っている。この大楠は直径2メートル以上。
神明造板葺の社殿は南を向いており、一重の玉垣に囲まれている。社殿の大きさは、幅6尺(約1.8メートル)、奥行き4尺(約1.2メートル)、高さ7尺8寸(約2.4メートル)。賽銭箱は置かれていない。
社地の面積は68.97坪(228平方メートル)。
『延暦儀式帳』によると、古代の社地は2町5反(約2万4793平方メートル)と広大だったが、その後社地の一部が民家や寺院、林崎文庫の敷地になるなどして縮小したと思われる。
社地北側と東側には一部石垣が築かれている。
御祭神は大山祇御祖命(おおやまづみのみおやのみこと)。「大山罪乃御祖命」と表記するものもある。イザナギとイザナミの子であり、『古事記』にも明記される山の神。
社名が「大水」であるのに御祭神が「山の神」であることは謎だが、大山祇命は水(海)とのかかわりも深い面がある。
他に、外宮摂社の大河内神社、内宮所管社の大山祇神社でも大山祇命を祀る。
明治13年(1880年)発行の『神宮摂末社以下明細取調帳』では、創建は第11代垂仁天皇の御代。倭姫命が定めた神社の一社。
『皇大神宮儀式帳』では、当社には祝部が任じられており、社殿の造り替えは国郡司が担ったという。
『氏経神事記』の文明14年(1482年)正月15日条には当社の祝部が神事に奉仕していたという記述がある。
中世以後祭祀の断絶により社殿は廃絶し、社地のみが残された。寛文3年(1664年)12月21日に遷御の儀を行い再興。
再興したのは大宮司の河邊精長(大中臣精長)であり、以後宮司の責任で造り替えが行われるようになった。
明治4年(1871年)、当社に川相神社、熊淵神社を同座させる。川相神社、熊淵神社は元来五十鈴川の上流に鎮座していた。
社殿は大正7年(1918年)7月と昭和31年(1956年)2月に建て替えが行われ、昭和52年(1977年)3月24日に大修繕が完了した。
当社で執行される祭祀は津長神社と同じ。
すなわち、巡回祭典の形で祈年祭(2月)、月次祭(6月・12月)、神嘗祭(10月)、新嘗祭(11月)の際は社殿の前で祭祀が行われ、歳旦祭(1月)、元始祭(1月)、建国記念祭(2月11日)、風日祈祭(5月・8月)、天長祭(12月23日)は遥祀にて催行する。
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・序列8位 蚊野御前神社 (度会郡玉城町)
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・序列21位 久具都比賣神社 (度会郡度会町)
・序列22位 奈良波良神社 (度会郡玉城町)
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・序列24位 御船神社 (多気郡多気町)
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