『かみちゅ!』の神社社殿のモデルとして知られる、旧福山最古の神社
[住所]広島県福山市北吉津町1-5-24
[電話]084-922-3149

艮神社(うしとらじんじゃ)は、広島県福山市にある神社。

平安時代、福山が藤原家の荘園として栄えていた当時(天永年間、1110年頃)、須佐之男命(スサノヲ)を祀る牛頭天王社(ごづてんのうしゃ)として、今の福山市木之庄町に建立されたのが起源。

建武元年(1334年)、現在地に伊邪那岐命(イザナギ)を併祀の上遷座、当時の集落の中心地、吉津、木之庄、本庄、奈良津、千田各郷一帯の産土神として秋津洲神社(あきつしまじんじゃと改称した。旧福山最古の神社とされる。

江戸期、福山藩の初代藩主水野勝成が元和5年(1619年)、福山城築城に際し、城郭の鬼門・艮(うしとら)の方位(北東)を鎮める守護神として、秋津艮大明神(あきつうしとらだいみょうじん)と称え、水野家を中心に尊崇される。社名“艮”の由来。

24 天和3年(1683年)、第四代藩主水野勝種が緒社殿を寄進、その後も度々造営、修復が行われ、賑盛を極めた。明治以降、現社名となり、広く福山地方一円の鬼門守護神、厄除神として崇敬されるようになる。

現在では10月の体育の日に例祭が行われる。

アニメ『かみちゅ!』の作中で描かれている「来福神社」は、社殿のモデルが当社であることが知られている。それ以外の立地などについては、御袖天満宮を参考にしている(アニメ聖地の神社)。また、境内にある金山彦神社は、映画『時をかける少女』(1983年公開)で主人公の芳山和子が時空を超えて降り立った場所でもある。

尾道市は2015年に「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」として日本遺産に認定された。

【ご利益】
罪・穢・災・厄などを祓い清める厄除け、子授かり

須佐之男命は、その力強さから、罪・穢・災・厄などを祓い清める厄除けの神様としておまつりされています。

伊邪那岐命は、初めて結婚をした神様でもあり、夫婦で数多くの神々(お子様)をもうけられております。
公式HP
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