国譲り神話の御祭神、『こち亀』ゆかりの創建750年の古社
[住所]東京都葛飾区亀有3-42-24
[電話]03-3601-1418

香取神社(かとりじんじゃ)は、東京都葛飾区亀有にある神社。香取神社は各地にあるため、通常「亀有香取神社」という。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』にもたびたび登場することから、「こちら葛飾区亀有 香取神社」などとも呼ばれる(アニメ聖地の神社)。

鎌倉時代の建治2年(1276年)8月19日、当時亀有の地は下総国葛西御厨亀無村と呼ばれ、香取神宮の神領地であったことから、本宮の分霊(経津主大神)を迎え、村の鎮守として祀り始めたのが創祀。

創建750年を誇る。

その後、鹿島神宮武甕槌大神)、息栖神社(岐大神<くなどおおかみ>、ミチマタノカミと同神とされる>)の両大神も勧請、東国三社の三社明神の社として村人・近隣の人々を守護した。

息栖神社は岐神のほか、天鳥船神などを御祭神としており、両神は別神とされ、国譲りで活躍するのは天鳥船神だが、当社(や息栖神社)では、東国三社のもともとの由来である国譲り神話にちなんだ御祭神三柱と位置付けている。

旧亀有村は、葛西御厨(神領の一種)の範囲と所領高を明記した応永5年(1398)の「下総国葛西御厨注文」や、北條氏や家臣に諸役を賦課するために各人の役高を記した永禄2年(1559)の「小田原衆所領役帳」にはいずれも「亀無」「亀梨」と記載された。

21 「亀有」となった由来は不詳だが、「なし」の意味を嫌ったものと考えられ、正保元年(1644)江戸幕府による「正保改定図」から「亀有」となっている。

万延元年(1860)建立の旧社殿の棟瓦として両端に置かれていた亀形瓦は阿吽一対で、向かって右側の「阿形」の亀は首を左に、左側の「吽形」の亀は首を右に曲げ、いずれも正面を向いている。

製作年代や作者は伝承がなく無銘ではあるが、「亀有」という地名に因んだ亀を象った瓦は珍しい。

美脚になれるというご利益もある。モデルや女優さんがよく祈願に訪れる。健康美脚守りというお守りもあるので美脚になりたい方は是非頂いてくるとよい。また、勝負・足腰健康の神でもある。

【ご利益】
何事にも打ち勝つ勝負、開運厄除の神、スポーツ振興の神など(公式HP
香取神社(葛飾区亀有) - 国譲り神話の御祭神、『こち亀』ゆかりの創建750年の古社
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