『ゲゲゲの鬼太郎』猫娘が軒下に住んでいた神社、獅子舞が有名
[住所]東京都調布市富士見町2-1-11
[電話]042-486-3329

下石原八幡神社(しもいしわらはちまんじんじゃ)は、東京都調布市富士見町にある神社。正式には「八幡神社」であり、当社入口の石碑にも「八幡神社」としか記されていない。

八幡神社は全国各地に無数と呼べるほどあるため、地域名をつけて呼ぶのが通例。単に石原八幡神社とも。御祭神は誉田別尊倉稲魂命

江戸時代、甲州街道には街道沿いに四十五の宿場町が作られ、現在の調布市一帯にも国領、下布田、上布田、下石原、上石原の五つの宿場町があり、布田五宿と呼ばれ、栄えたが、このうち下石原の総鎮守が当社。

創建は、当地の領主太田善右衛門の祖が延宝年間(1673-1681年)以前に勧請したものと伝えられる。太田善右衛門は太田道灌の甥で、道灌に仕えた太田資忠の末裔とも言われる。

10 水木しげるの人気漫画『墓場鬼太郎』(のち『ゲゲゲの鬼太郎』)で、主要キャラクターの一人・猫娘が当社の軒下に住んでいるという設定だったため、一躍有名になった。

『ゲゲゲの鬼太郎』ゆかりではあるが、最新版のアニメでは設定変更になっていたりしている。

漫画版に登場した近くの中華料理屋はまだ存在しているという。なお、近くにはやはりゆかりの布多天神社がある。(アニメ聖地の神社

10月には調布市指定文化財の獅子頭を使った獅子舞が、奉納される。

腹の太鼓を打ちながら三頭一組で舞う三頭(三匹)獅子舞で、村内を練り歩く「道中獅子舞」と社前で奉納される「土俵の踊り」がある。

江戸時代前期の元禄年間(1688-1703年)に始まったとされる。当時は大流行した疫病を追い払って難を逃れたとも伝わる。

戦前戦中を通じても断続的に伝承されてきたが、300年の歴史あるこの獅子舞も2001年に一旦中断。後継者が見つかったことで、2009年から再開されている。当社境内には獅子頭奉納庫もある。

なお、現在の市内下石原には、上石原若宮八幡神社があるが、当社とは別の神社。

【ご利益】
八幡神としての厄払い、厄災退散
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