三代将軍徳川家光発願、家康生誕地の岡崎城に勧請された東照宮
[住所]愛知県岡崎市滝町山籠107
[電話]0564-46-2516

滝山東照宮(たきさんとうしょうぐう)は、愛知県岡崎市にある神社。近代社格では村社。全国に100社以上分布する東照宮の一社で、全国東照宮連合会に加盟している。

日光東照宮
(栃木県日光市)、久能山東照宮(静岡県静岡市)と並ぶ三大東照宮の候補の一つとされる。岡崎観光きらり百選。

正保元年(1644年)、三代将軍徳川家光は徳川家康が生まれた岡崎城の近くにも東照宮を観請したいと考え、酒井忠勝、松平正綱らに命じてその場所の選定を行わせた。

古跡であり家康もよく訪れていた滝山寺に観請するのが良いということになり、正保3年(1646年)9月17日に創建された。

創建以来、滝山寺が別当職を兼務(別当寺)してきたが、明治6年(1873年)の神仏分離により、滝山寺の運営から独立して独自の神官が選任され、無格社に列せられた。

大正5年(1917年)、附近の白山社、日吉社を合祀して、社名を常磐神社と改め、村社に昇格した。大正12年(1924年)にはさらに稲荷社、若一皇子社、荒神社、神明社を合祀した。

戦後、昭和28年(1953年)11月、本殿ほかが国の重要文化財に指定され、翌29年(1954年)8月17日、社名をかつての滝山東照宮に戻した。昭和44年(1969年)より社殿の復元・大修理が行われ、昭和46年(1971年)に完工した。

拝殿に中に狩野探幽一門の筆になる板地色三十六歌仙図扁額が掲げられている。

なお、日本三大東照宮は、日光と久能山は動かないものの、最後の一社について、当社のほか、仙波東照宮(埼玉県川越市)、鳳来山東照宮(愛知県新城市)などもそう称される場合がある。

【ご利益】
家内安全、身体健全、厄除開運、交通安全、商売繁盛、事業繁栄など
滝山東照宮 - 三代将軍徳川家光発願、家康生誕地の岡崎城に勧請された東照宮
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