但馬国の古社、出石神社、粟鹿神社、養父神社、絹巻神社、小田井縣神社の総称
但馬五社 - 絹巻神社(1)、小田井縣神社(2)、出石神社(3)、養父神社(4)、粟鹿神社(5)のおよその位置関係
但馬五社とは、但馬国にある五つの神社の総称で、いずれも兵庫県、一宮である出石神社(豊岡市)、二宮である粟鹿神社(現在は一宮、朝来市)、三宮である養父神社(養父市)と、絹巻神社(豊岡市)、小田井縣神社(豊岡市)のこと。現在では各社が協力して、「但馬五社めぐり」とするスタンプラリーなどを共催している。

最北端の絹巻神社(1)から始まり、小田井縣神社(2)、出石神社(3)、養父神社(4)、最南端の粟鹿神社(5)まで、ほぼ南北に並び、各社の距離はおよそ12キロほど。1日で踏破するのは難しくても、知る人ぞ知るウォーキングコースになっている。

絹巻神社

絹巻神社 - 応神皇子・大山守命の采配で創祀された、但馬開拓の「海部直」ゆかりの古社
[鎮座地]兵庫県豊岡市気比字絹巻2585-1
[ご利益]当地開拓の神、治水、水の神、山海の恵みなど
[社 格]式内名神 - 村社

小田井縣神社

小田井縣神社 - 四道将軍ゆかりの古社、戦乱で荒廃も、江戸期から再興 古代神事も
[鎮座地]兵庫県豊岡市小田井町15-6
[ご利益]当地開拓の神、交通安全、再生の神
[社 格]式内 - 県社

出石神社

出石神社 - 天日矛の渡来伝説と、男神二柱が争った美女神ゆかりの但馬国一宮
[鎮座地]兵庫県豊岡市出石町宮内99
[ご利益]但馬開拓の神、縁結び、美容美顔
[社 格]式内名神 - 但馬国一宮 - 国幣中社

養父神社

養父神社 - 「養父の明神さん」農業の神として知られる但馬国三宮、紅葉の名所
[鎮座地]兵庫県養父市養父市場840
[ご利益]五穀豊穣、国土安寧、病気平癒など
[社 格]式内名神 - 但馬国三宮 - 県社

粟鹿神社

粟鹿神社 - 但馬国随一の古社で一宮、山幸彦とヒコイマス、オオクニヌシの子らを祀る
[鎮座地]兵庫県朝来市山東町粟鹿2152
[ご利益]国家安寧、農業、商売繁盛
[社 格]式内名神 - 但馬国二宮(一宮) - 県社

【関連記事】
神社いろいろ - 社格や形式などで神社を分類したまとめ - 神社めぐり全国編
兵庫県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、兵庫県に鎮座している神社の一覧