春日大社第六十次式年造替記念 奈良にシカない 白い鹿の『すがちゃん』マスコットを販売開始 - ホテル日航奈良
ホテル日航奈良が2014年12月1日より、春日大社第六十次式年造替記念 奉祝行事実行委員会(以下 実行委員会)との共同企画で販売開始している、白い鹿の「すがちゃん」マスコットが人気を集めていると言います。画像はイメージ(出典:ホテル日航奈良)。

1個680円(税込み)で、ホテルと春日大社の特設売店で販売を始めたところ、これまでに約2650個を売り上げたと言います。女性を中心に、観光客や地元の人まで幅広い世代が購入しているようです。(産経新聞

20年に1度、社殿を修理する「式年造替(しきねんぞうたい)」が行われている春日大社(奈良市)では4月1日から5月31日まで、本殿の一般特別公開が行われます。通常は神職や皇室関係者以外入ることができない内院から初めて本殿を間近に拝観でき、本殿の第一殿と第二殿の間にある「磐座(いわくら)」(信仰対象の岩石)も初公開。

春日大社は今からおよそ1300年前、遠く鹿島神宮(茨城県・鹿嶋市)から白い鹿にのって武甕槌命(タケミカヅチ)が、御蓋山(ミカサヤマ)に降り立ったという由緒があることから、マスコットは白い鹿に決定。

マスコットの名称は、“すがすがしい、清らか”という意味の“すが”に接続詞の“か”がついて「かすが」になったともいわれる「春日」の語源から、『すがちゃん』となったと言います。

古事記において、「すがすがしい」と言えばスサノヲですが、春日にもその影響があるのですね。スサ→すが→蘇我との説もありますが、春日大社は中臣氏(後の藤原氏)。

マスコットの背中にある5つの斑点をベージュにし、ひとつだけ「かくしハート」があるとのことです。これは、春日大社がいつも「国の平和」を願うお社であるという意味と、ご祭神の第三殿の天児屋根命(アメノコヤネ)と第四殿の比売神(ヒメガミ)がご夫婦であること、境内に日本で唯一ご夫婦の大国をお祀りしている夫婦大国社があることから「良縁」という意味を込めたと言います

お問い合わせはホテル日航奈良まで、電話:0742-35-8831

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