善光寺コード–––諏訪御柱の守護秘術
・刊行:2015/3/3
・著者:長尾晃
・出版:鳥影社

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知られざるミステリー 秘められた守屋柱・回向柱・御柱の連環 「幾多の古文献や絵図にちりばめられているコード(暗号)を丁寧に拾い上げ、その一つ一つを解読してゆくことで、善光寺に秘められた真相とでもいうべきものに、少しでも近づくこと」から、いま明らかになった、善光寺と諏訪大社との密接な繋がり!

最も象徴的なのは、「善光寺の四つの鎮守社は全て諏訪大社の分社であり、善光寺の周囲4箇所に位置して結界を形成し、かつローテーションを組んで御柱祭が開催され、更にはその結界中心に回向柱が立てられる」ということ(24頁の図1、209頁の図14を参照のこと)。

他には、善光寺内で執り行われる御越年式(ごえつねんしき)では、メンバー全員の先祖は社家であり、そのリーダー3人の先祖は諏訪大社社家であり、さらにはこの儀式には諏訪大社の分社が5社も関わっていたこと。

加えて、江戸時代の文献『信府統記』では、この御越年式を「神道ノ源秘儀式」と呼んでおり、当時から善光寺という仏教寺院内で「秘儀としての神事」が行われていたことが判明しています(92頁にあり)。(以上、第四章「善光寺内で繰り広げられる諏訪神事」参照)。

出版社からのコメント
知られざる善光寺と諏訪大社との深遠な関係(秘史)を紹介。善光寺や諏訪大社のお膝元である長野県民のみならず、全国の歴史愛好者や神仏関係者、ひいてはミステリー好きの方にも読んでいただきたい。

「善光寺は創建以来、諏訪大社の神々やその関係者に守護されてきている」ことであり、その詳細については、ポイントごとに各章で解説。

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