・所在地:和歌山県和歌山市和田438

・時 期:-
・時 代:-
・形 状:円墳
・特 徴:-
・指 定:宮内庁治定

【概要】
かまやまのはか。五瀬命墓とも。竈山神社の本殿後背にある古墳。初代神武天皇の長兄で、その東遷時に負傷して死亡したイツセの墓に治定されている。公式形式は円墳。高さ約9メートルの独立丘上に位置し、墳丘は直径約6メートル、高さ約1メートルで、裾に護石を配する。

古事記などには、彦五瀬命(イツセ)は「紀国之竈山」または「紀伊国竈山」に葬られたなどと記載されている。『延喜式』諸陵寮では「竈山墓」と記載され、紀伊国名草郡にあり、兆域(墓域)は東西1町・南北2町で守戸3烟を付して遠墓としている。

『延喜式』において紀伊国唯一の陵墓。

明治9年(1876年)に現在の古墳が「竈山墓」に治定され、明治14年(1881年)に修営された。

【関連サイト】
竈山墓 - Wikipedia

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