・所在地:奈良県生駒郡斑鳩町五百井大塚

・時 期:5世紀ごろ
・時 代:古墳時代中期
・形 状:円墳 or 前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:-

【概要】
5世紀(古墳時代中期)に築かれた直径35メートルの円墳と考えられており、昭和28年の橿原考古学研究所による発掘調査の結果、銅鏡、石釧(いしくしろ)、筒形銅器、甲冑片、武器など多数の副葬品が出土した。

古墳時代の斑鳩の歴史を解明するうえで重要な文化財で、規模や形状など多くの情報がいまだ不明。2013年ごろから、奈良大学と斑鳩町が測量調査を実施し、2015年3月には前方部と思われる部分や11メートルを超える周濠、その中から更なる遺物が確認され、前方後円墳の可能性が出てきた。

藤ノ木古墳(国史跡、6世紀後半)にほど近く、藤ノ木古墳以前の、斑鳩地域の有力者の墓の可能性が高いとされる。

【関連サイト】
奈良大学教員と学生による斑鳩大塚古墳測量日誌 Vol.1 - 奈良大学

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