「根日女伝説」ゆかりの玉丘古墳群の説明ページ - ひょうご歴史ステーション
奈良時代の地誌、播磨国風土記に登場する悲恋物語「根日女伝承」を題材にしたオリジナルのラブソング2曲とそれぞれの歌手2人が選考で決まりました。2015年3月24日午後6時-7時半、兵庫県の加西市役所1階市民ホールでお披露目会を兼ねた初ライブが開かれると言います。神戸新聞が報じています。画像は「根日女伝説」ゆかりの玉丘古墳群の説明ページ(出典:ひょうご歴史ステーション

音楽情報会社・オリコン・エンタテインメント(オリコン)と、ソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)が全面協力、古事記時代の伝承をアレンジして、完全な若者向けコンテンツに仕上げているようです。

歌手2人は、北海道在住の長嶋李菜さん(20)と、東京都在住の青蓮流華さん(20)。プロから提供された曲に、それぞれが根日女伝説をもとにした詞を付けたとのこと。3月中に、アップル社の音楽配信サイトiTunes(アイチューンズ)で配信されると言います。

二人の皇子、意祁王(おけのみこ=後の第二十四代仁賢天皇)と袁祁王(をけのみこ=後の第二十三代顕宗天皇)と、絶世の美女で巫女的な不思議な魅力を持つ根日女(ねひめ)の儚く、美しく、そして悲しい秘話がどのように現代風にアレンジされているのか、その物証たる玉丘古墳がどのように表現されているのか、非常に楽しみです。

【関連記事】
伝承は実話だった? “大王級の石棺”を確認した玉丘古墳に伝えられる「根日女伝説」とは?
兵庫・加西の玉丘古墳で84年ぶりに再調査、巨大かつ精緻な「大王級」の長持形石棺を確認
梅原猛が新作能「針間」を書き下ろし、兄弟皇子の数奇な運命とは? - 播磨国風土記の編纂1300年