入口に女陰、内部に男根が垂れ下がるように見える御神木への信仰
[住所]山梨県甲府市御岳町2041
[電話]055-287-2020

夫婦木神社(みょうとぎじんじゃ)は、山梨県甲府市にある神社。夫婦木神社上社とも。夫婦木(みょうとぎ) は樹齢千年の栃の木で、周囲十米余、外形の入口は女陰を象っており、内部は空洞にて上部から長さ5メートル、周囲2メートルに近い男根が垂れ下がっている。

武田信玄公以来(この地域の古いことを指す独特の言い回しの可能性もある)今日まで、夫婦木は神木・霊木とされ、男女が参詣して祈れば必ず結ばれ、子宝の欲しい夫婦が揃って祈願すれば必ず授かると云う、祈願すれば必ず成就すると諸人の信仰厚く、和合・生産・繁栄・結びの神として崇められてきた。

昭和33年11月29日御神示により、諸人信仰のため山奥よりこの地に遷して社殿を建立、夫婦木神社として祭祀を始めた。御祭神はイザナギイザナミであり、総称して夫婦木大神とも。

当社境内に生育する欅の大木は、昨今頓に幹の裏側に臀部、表面は女陰のかたちが現れており、現代でも「夫婦木大神の御心」として、この神秘に人々驚異、感嘆にうたれているとされる。

近くには夫婦木神社下社姫の宮(猪狩町)があり、一対とされる。姫の宮は女陰が中心であるため、当社は男性的な色彩が強いことになるが、当社でも女陰が推されており、両社がきれいに男女一対という配置にはなっていない。

【ご利益】
男女和合、縁結び子宝、安産、繁栄、財宝、出世など

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