鬼来迎(きらいごう)
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:毎年8月16日
指定日:1976.05.04(昭和51.05.04)
都道府県:千葉県
所在地:山武郡横芝光町虫生

千葉県山武郡横芝光町虫生の広済寺の施餓鬼法要(八月十六日)の後に演じられるもので、仏法の説く因果応報の理法を劇に仕組んで演じる。

物語は、地獄に落ちた罪人を鬼が責めるが、やがて地蔵菩薩の慈悲によって救われるという筋を、「大序」「和尚道行」「墓参」「和尚物語」「賽の河原」「釜入り」「死出の山」の七段に仕組んで、仮面劇として展開する。

芸能の来歴はつまびらかではないが、古風な鬼面が遺存しているなど歴史も古く、しかも類例のほとんどない芸態を持ち伝えている点は、芸能史的にも貴重なものである。

保護団体名:鬼来迎保存会
重要無形民俗文化財「鬼来迎」 - 千葉県・横芝光町、仏法の因果応報を演じる劇
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