・所在地:福岡県行橋市延永
・時 期:3世紀~8世紀
・時 代:古墳時代前期~奈良時代
・形 状:複合遺跡
・特 徴:-
・指 定:-
【概要】
のぶながヤヨミそのいせき。古墳時代から奈良時代にかけての複合遺跡。竪穴住居群や大型掘立柱建物群などが見つかっている。
竪穴住居跡が27軒検出されている。古墳時代初頭から前期にかけてのもの、3-4世紀や、古墳時代後期(5-6世紀)のもの。古墳時代初頭の住居からは土器が大量に出土。
奈良時代ころの掘立柱建物跡が3棟検出されている。柱穴は一辺約1メートル、深さは約70センチ。柱の痕跡も確認され、柱の直径は約20センチだった。2号掘立柱建物跡に平行して2基の大型土坑も検出、底からは埦・皿・甕などの遺物が出土している。
特に掘立柱建物は柱穴が方形で大きく、内1棟は3面に 庇を持つ特徴的な構造。他には、奈良時代の墨書土器、転用硯、木簡などが出土。「京都大」と書かれた土器が見つかっており、「京都大」の「京都」は当時の京都郡を、「大」は当時の郡の長官である大領(だいりょう)を示すと考えられる。
また、約1キロ東には京都平野の主要な港とされる「草野津」の推定地があり、約3キロ西には初期の古代寺院である椿市廃寺も存在。この遺跡の大型掘立柱建物群は草野津、あるいはそれに関連する役所であった可能性が高い。
また検出されていた木樋(もくひ)が、3世紀中ごろ-4世紀中ごろの国内最古級となる水の祭祀遺構「導水施設」であったことが明らかになっており、祭祀面の機能としても注目される。
【関連サイト】
・延永ヤヨミ園遺跡現地説明会資料(PDF)2009年11月7日 - 九州歴史資料館
【関連記事】
・行橋市の延永ヤヨミ園遺跡で発見された木樋は3-4世紀の「導水施設」、国内最古級 - 福岡県
・時 期:3世紀~8世紀
・時 代:古墳時代前期~奈良時代
・形 状:複合遺跡
・特 徴:-
・指 定:-
【概要】
のぶながヤヨミそのいせき。古墳時代から奈良時代にかけての複合遺跡。竪穴住居群や大型掘立柱建物群などが見つかっている。
竪穴住居跡が27軒検出されている。古墳時代初頭から前期にかけてのもの、3-4世紀や、古墳時代後期(5-6世紀)のもの。古墳時代初頭の住居からは土器が大量に出土。
奈良時代ころの掘立柱建物跡が3棟検出されている。柱穴は一辺約1メートル、深さは約70センチ。柱の痕跡も確認され、柱の直径は約20センチだった。2号掘立柱建物跡に平行して2基の大型土坑も検出、底からは埦・皿・甕などの遺物が出土している。
特に掘立柱建物は柱穴が方形で大きく、内1棟は3面に 庇を持つ特徴的な構造。他には、奈良時代の墨書土器、転用硯、木簡などが出土。「京都大」と書かれた土器が見つかっており、「京都大」の「京都」は当時の京都郡を、「大」は当時の郡の長官である大領(だいりょう)を示すと考えられる。
また、約1キロ東には京都平野の主要な港とされる「草野津」の推定地があり、約3キロ西には初期の古代寺院である椿市廃寺も存在。この遺跡の大型掘立柱建物群は草野津、あるいはそれに関連する役所であった可能性が高い。
また検出されていた木樋(もくひ)が、3世紀中ごろ-4世紀中ごろの国内最古級となる水の祭祀遺構「導水施設」であったことが明らかになっており、祭祀面の機能としても注目される。
【関連サイト】
・延永ヤヨミ園遺跡現地説明会資料(PDF)2009年11月7日 - 九州歴史資料館
【関連記事】
・行橋市の延永ヤヨミ園遺跡で発見された木樋は3-4世紀の「導水施設」、国内最古級 - 福岡県
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