熱田まつり(あつたまつり)は、熱田神宮(愛知県・名古屋市)の例祭。勅使が参向する勅祭で、熱田神宮の祭典中最も重要かつ荘厳なお祭り。神事のその一方、献灯まきわら・花火をはじめさまざまな奉納行事が催され、名古屋に夏の訪れを告げる祭りとして市民に広く親しまれている。

毎年6月5日に行われ、神事としては、宮司が祝詞を奏上し、勅使による御幣物の奉納、御祭文の奏上があり、皇室の弥栄・国の平安が祈念される。

一般には「尚武祭(しょうぶさい)」とも称され、献灯まきわら・花火・武道・献茶・献花・神楽・太鼓の数々の行事が催され、約25万人もの市民が参拝する。

地元の人々は、毎年この祭りから浴衣を着るならわしがあり、手にうちわを持ち、“夏”を改めて彷彿とさせる。
熱田まつりとは? - 熱田神宮の例祭、「尚武祭」とも 名古屋に夏の訪れを告げる祭典
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